ヘルス&メンタル
2024年7月24日
“匂い”で男性ホルモン「テストステロン」の分泌量が増加。長崎大学大学院との共同研究 (1/2)
男性ホルモン「テストステロン」。生きる活力や気持ちの張り、恋愛意欲の向上、筋肉量の増加などの働きがあると言われています。
しかし、テストステロンは加齢とともに低下していくため、なんとか食い止めたいと、食事管理や筋トレに励む人も。
そんな人に朗報です。なんと、香りによって、テストステロン濃度が高まるかもしれないのです。
精油の香りでテストステロン濃度の有意な増加が見られた
公益社団法人 日本アロマ環境協会(略称:AEAJ)と、長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 神経機能学の篠原一之教授が共同研究を行い、精油の吸入がテストステロン(男性ホルモン)に与える影響を確認しました。
篠原 一之 教授
長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科神経機能学 教授。長崎大学医学部卒業後、東海大学大学院医学博士課程(児童精神科)終了。北海道大学、横浜市立大学、バージニア大学などを経て2002年より現職。小児精神科・心療内科医師として臨床現場の声にも日々耳を傾けつつ、フェロモンや香りによる女性のうつや不安の緩和法、乳幼児行動・母性行動などを専門に研究している。
40代の女性15名を対象に10種類の精油で実験を行った結果、以下の香り刺激で、唾液中のテストステロン濃度の有意な増加がみられたといいます。
- ジャスミン(アブソリュート)精油
- ローマンカモミール精油
- クラリセージ精油
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