インタビュー
2019年3月28日
Good Tears・高橋真由「ハードなトレーニングをしてきたからアイドル活動も頑張れます」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#20 (2/3)
心が折れる自分はもう卒業したい
――その約半年後に「ラストアイドル」に挑戦したわけですね。
そのときはアイドルにそこまで興味はなかったんですけど、次第に自分の活動でいろんな人が笑顔になってくれたらいいな、と思うようになって。どんどん本気になっていきました。
▲現在も使っているグローブやヘッドギア。練習着は小学生の頃に使っていたもの
――現在はGood Tearsのメンバーとして活動していますが、いかがですか?
いざアイドルになってみたら、想像の何倍もハードで驚きました。ボクシングと陸上でけっこういろんな練習をしてきたけど、アイドルはまた違ったキツさがありますね。特に歌とダンスは未経験だからすごく下手だし、振り付けを覚えるのもほかのメンバーより遅いんですよ。自分だけ何回やっても踊れない。運動に関してはどんな種目でもある程度こなせてきたから、こんなにダメなのは初めての体験ですね。最初のうちは、お母さんに「辞めたい」って言ったこともありました。
――そこまで追い詰められていたんですね。
でも、心が折れる自分はもう卒業したいので、家でも泣きながら練習していて。最近は徐々についていけるようになっているので、諦めなくてよかったなと思っています。
――ボクシングで厳しい練習をこなしてきた高橋さんでも、アイドルの活動は大変なんですね。
1曲を歌って踊りきるのって、ボクシングの1ラウンドと同じくらいしんどいですね。