ダンベルデッドリフトの正しいやり方。自宅で背中を鍛えられる最強種目!【動画で学ぶ】 (2/3)
<このページの内容>
ダンベルデッドリフトのNGフォーム。こんなやり方は効果ダウン
よくあるダンベルリフトのNGフォームを動画で解説します。自分の動きと見比べて、同じ間違いをしていないかチェックしましょう。
1.背中が丸まっている
しゃがむときも起き上がるときも、背中は常にまっすぐにすることを意識しましょう。
背中が丸まってしまうと、腰への負担が一気に大きくなり腰痛の原因になります。デッドリフトやダンベルデッドリフトで腰を痛める人の原因のほとんどがこれです。
2.肩がすくんでいる
肩がすくむと僧帽筋の上部(いわゆる肩こりになる場所)ばかりに効いてしまい、広背筋やハムストリングスへの負荷が弱まってしまいます。
また、肩がすくんだ状態は力んでしまっている可能性が高いので、筋肉を痛める原因にもなります。
3.ダンベルの軌道が体から離れている
ダンベルはなるべく身体の近くを通る軌道で動かしましょう。身体から遠くなればなるほど、腰への負担が強くなり腰痛の原因になります。
4.上半身と下半身の動きがバラバラになっている
しゃがむときも上体を起こすときも、膝と股関節は同時に滑らかに動かしましょう。筆者も初心者の頃は、膝を伸ばしてから股関節を伸ばしていました。これはNGですよ!
ダンベルデッドリフトの効果を高めるコツ
ダンベルデッドリフトは見た目以上に難易度が高く慣れも必要ですが、コツを掴むと一気に上達することもあります。
筆者が実際に行ってみて感じたコツをご紹介します。
背中は常にまっすぐ伸ばす
一度ダンベルを持ったら離すまで、常に背中をまっすぐ伸ばしましょう。
ダンベルは握り込まず、腕はだらんと下げる
ダンベルは握るというより、指に引っ掛けるくらいのイメージで持ちましょう。握り込むと力んでしまい、肩のすくみの原因になります。
上体をおこすときは、ハムストリングの緊張を感じる
重心がつま先によりすぎると、ハムストリングスへの負荷が弱まり緊張を感じにくくなります。その場合は、重心をややカカトに寄せるようにしましょう。
上体を起こしながら腕を外側に回転させる
上体を起こす動きに連動して、腕を徐々に外側に回転させましょう。
腕を外側に回転させると、自然に肩甲骨が内側に寄り、背中への負荷を高めることができます。
上体を起こしきったときに、肩甲骨を寄せる
膝と腰が伸び切って上体がまっすぐ起き上がったら、肩甲骨を寄せるようにしましょう。
最初は肩甲骨を寄せる感覚がわかりにくいのですが、胸を張るイメージを持つと感覚を掴みやすいです。
ダンベルデッドリフトの最適な重量・回数・セット数
個人個人のレベルや目的によって異なるので、残念ながら誰にでも共通する最適な重量・回数・セット数は存在しません。
しかし、筋肉をつけるという目的であれば目安となる考え方があるのでご紹介します。
最適な回数
8〜12回を目安に行いましょう。
ただし無理は禁物です。特に初心者のうちは加減が分からないので、無理のない回数を心がけてください。
最適な重量
一般的には「8〜12回で限界がくる重量」が、筋肉をつけるうえで最適な重量と言われています。
しかし、いきなり初心者がそんな重量でチャレンジすると危険なので、ちょっと軽すぎるかな? くらいの重量からスタートするのがおすすめです。
重量を上げるのは慣れてきてからにしましょう。
最適なセット数
セット数は3セットを目安に行いましょう。
バーベルデッドリフトとの違いは?
バーベルを用いた通常のデッドリフトと、ダンベルデッドリフトの違い。
「バーベルとダンベルどちらを使うか」という器具の違いだけだと思いがちですが、実はそれ以外にもたくさんの違いがあります。
この違いを知っておくと、より効果的にトレーニングできます。
可動域の広さ
ダンベルデッドリフトはバーベルに比べて、可動域を広く使うことができます。可動域が広いとその分筋肉が強く収縮したり伸びたりするので、強い負荷をかけることも可能です。
扱える重量
ダンベルデッドリフトはその名の通りダンベルを使うので、とても軽い重量から(それこそ1キロからでも!)始めることができます。
フォーム
バーベルとダンベルでは可動域が違うため、フォームも異なります。
鍛えられる部位
背中と脚が鍛えられるという点では両者ともに同じですが、ダンベルデッドリフトは可動域が広いため、広背筋の下部など、通常のデッドリフトでは鍛えにくい部位までしっかりと鍛えられます。
バーベルとダンベルどっちでやればいいの?
どちらも一長一短ですが、宅トレがメインの方や初心者は「ダンベルデッドリフト」。
ジムに通っている方や高重量をガンガン上げて重量を伸ばしたい方は「バーベルデッドリフト」がオススメです。
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