2020年10月28日

筋トレや有酸素運動をサポートするトレーニングアイテム6選

 筋トレや有酸素運動に慣れてきた人は、さらにワンランク上トレーニングメニューを試したくなるもの。そんなときはぜひワークアウトをサポートするアイテムを活用してみましょう。リストストラップやウエイトベルトなどは、運動効果を高めるだけでなく、トレーニング時の怪我も防ぐなど、安全面でも大きなメリットとなります。

筋トレ時におすすめのサポートギア

 まずは、筋トレの際にあると便利なギアから。トレーニングに慣れてきたら、これらを使用してみてください。

リストストラップ

デッドリフトやベントオーバーロウなどのプル系トレーニングは、重い重量で何セットも行うと、鍛えたい筋肉より先に握力がなくなったり、前腕が疲れたりしてしまうことも。

しかしリストストラップがあれば、握力がなくなってバーベルを保持するのがつらくなっても、ターゲットとしている筋肉を限界までしっかり追い込めるようになるのです。

もちろん、ラットプルダウンやシーテッドロウなどのマシントレーニングでも活用できます。リストストラップにはいくつかの種類がありますので、購入する際は試しに商品を使ってみて、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

ウエイトベルト

腰に不安のある人に必ず使用してほしいのが「ウエイトベルト」。スクワットやデッドリフトなど、高重量を扱うエクササイズでは腰にかかる負担が膨大です。限界ギリギリで無理に動作を行おうとして、腰を痛めてしまうことも少なくありません。

ウエイトベルトを使用すると、腹筋の圧力“腹圧”が高まります。腹圧が高まると姿勢が安定しやすくなり、腰への負担が少なくなるのです。上級者になればなるほど、腰のケガを防ぐためにもウエイトベルトは欠かせません。

また、体幹部が安定することで、使用していないときに比べて高重量を扱うことができるというのもメリットの一つでしょう。スポーツクラブなどには1つは置いてあると思いますが、どうせなら自分専用のウエイトベルトを購入してみてはいかがでしょうか。ジムに持ってくるだけで、上級者になった気分になりますよ。

ディッピングベルト

一見ウエイトベルトのように見えるディッピングベルトは、中~上級者に使ってほしいトレーニンググッズです。ディッピングベルトはウエイトベルトとは異なり、加重するためのベルトとなっています。

チンニング(懸垂)やディップスなどのエクササイズは、自体重で楽にできるようになったあと、加重することでさらに効果を高められます。ウエイトベルトにダンベルを挟むなどして代用することもありますが、どうせ使い続けるならディッピングベルトを用意するとよいでしょう。

トレーニンググローブ

女性にぜひ使ってほしいのがトレーニンググローブです。筋トレを継続していくと、どうしても指の付け根にトレーニング“タコ”ができてしまいます。男性の場合は「トレーニングをしっかり行っている証拠だ!」と自慢できるかもしれませんが、女性はそんなことないでしょう。むしろ手がゴツくなってしまうため、タコができるのは避けたいところです。そのためにも、グローブの着用をオススメします。

グローブをするとグリップが良くなるので、ダンベルやバーベルを落としてしまうといった事故防止にも繋がります。そのため、握力の弱い女性にとって最適なアイテムです。

有酸素運動時におすすめのサポートギア

有酸素運動をサポートするトレーニングギアがあります。有酸素運動を習慣づけたい人は参考にしてみてください。

ウェアラブルウォッチ

多機能を備えているウェアラブルウォッチは、自分の状態を把握したり、記録を残すことにも役立ちます。有酸素運動は、心拍数をコントロールすることで効率よく脂肪を燃焼できます。そのため、運動中でも簡単に心拍数が確認できるこれらのグッズは、とても効果的でしょう。

最近ではスマートフォンなどのアプリと連動させることで、心拍数はもちろん運動した距離や時間、速度、消費カロリーなどを自動で記録できるものもあります。それらを活用することで、トレーニング効果を高めるだけでなく、運動の習慣化やモチベーションアップにもつながります。

ボトルポーチ

有酸素運動に欠かせないのが水分補給です。しかし時間や距離が長くなればなるほど、ドリンクボトルを持っているのが大変になります。そんな時に便利なのがボトルポーチです。

ボトルポーチは実にさまざまなものが販売されています。実際に体につけてみて、走っていても揺れずにカラダにフィットするものを選ぶとよいでしょう。

[著者プロフィール]
和田拓巳(わだ・たくみ)
プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。​スポーツ系専門学校での講師や健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師経験も多数。そのほか、テレビや雑誌でも出演・トレーニング監修を行う。日本トレーニング指導者協会JATI-ATI。
【HP】https://wada0129.wixsite.com/takumiwada

<Text:和田拓巳>