スクワット足幅
フィットネス
2025年11月6日

スクワットは『足幅』で効果が変わる?ダイエット・脚痩せ…目的別ベストフォームと鍛え方 (1/2)

スクワットの効果を左右するのは「深さ」だけではありません。足幅で、何が変わるのか?パーソナルトレーナー森 竜次さんに聞きました。

スクワットの足幅で、何が変わる?

「深さは『どこまで筋肉を使うか』が変わります。一方で、足幅は『どの筋肉に効かせるか』が変わります。

基本の足幅となる『ノーマルスクワット』は、下半身全体をバランスよく鍛えられるため、代謝アップやダイエットに最適です。狭めの『ナロースクワット』は太ももの引き締めに、広めの『ワイドスクワット』は、お尻や内ももを鍛えられるため、ヒップアップや脚を細くしたい人におすすめです」

足幅を少し変えるだけで、太もも・お尻・内ももなど、主に使う筋肉と得られる効果が大きく変わります。足幅の違いと、目的に合ったベストな鍛え方を解説します。

スクワットの『足幅』と『深さ』、何が違う?

スクワットは「足幅」と「深さ」で効果が大きく変わります。どちらも同じように見えて、実は鍛えられる筋肉の「場所」と「範囲」が異なります。目的に合わせて使い分けることで、理想の体づくりがしやすくなります。

足幅は「どの筋肉に効かせるか」を決める

足幅を変えることで、主にどの筋肉をターゲットにするかが変わります。重心の位置や股関節の開きが変わるため、筋肉の働く割合が変化します。

狭め(ナロースクワット):太ももの前側(大腿四頭筋)中心
肩幅(ノーマルスクワット):下半身全体をバランスよく
広め(ワイドスクワット):お尻(大殿筋)や内もも(内転筋)を重点的に刺激

脚のラインを整えたい人や、狙った部位を引き締めたい人は、足幅の調整が効果的です。

深さは「どれだけ筋肉を使うか」を決める

しゃがむ深さによって、筋肉を動かす範囲と負荷の強さが変わります。深くしゃがむほど大きな筋肉が動員され、トレーニング強度が上がります。

浅め(ハーフスクワット):前もも中心に軽めの負荷
標準(パラレルスクワット):下半身全体にバランスよく効く
深め(フルスクワット):お尻・もも裏(ハムストリングス)まで総動員

筋肥大や代謝アップを狙う場合は、深さを意識してトレーニングするのがポイントです。

スクワットは1日何回がベスト?スクワットは『深さ』で効果が変わる?ダイエット・筋肥大など目的別に解説

効かせたい目的で「深さ」と「足幅」の組み合わせを変える

足幅と深さを掛け合わせることで、より的確に目的にアプローチできます。

目的 足幅 深さ 主な効果
前ももの引き締め・たるみを取って整えたい ナロー 浅め 太もも前側をスッキリ
ダイエット・代謝アップ・下半身全体を鍛えたい ノーマル  標準 バランスよく引き締め
ヒップアップ・脚を細く見せたい ワイド 深め お尻・内ももを集中的に刺激

足幅で狙う部位を決めて、深さで負荷の強さを調整する。この組み合わせが、スクワットを最大限に活かすコツです。

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