ライフスタイル
2025年12月5日

お尻の穴を鍛えると、どんなメリットがある?キュッと締めるだけで「こんなメリット」があるんだって (2/3)

案外知らない! お尻の穴ってどんな構造になってるの?

肛門は「自律的に締まっている筋肉」と「自分で動かせる筋肉」のダブル構造で、排泄コントロールを実現しています。

さらに、そのまわりを支える骨盤底筋が、性機能や内臓の位置、姿勢の安定にも関わっているため、“肛門まわりを鍛えること”が全身の健康につながると言われるのです。

お尻の筋肉1 肛門括約筋(こうもんかつやくきん)

肛門を締めたり開いたりする筋肉で、2種類あります。

・内肛門括約筋(ないこうもんかつやくきん)

自律神経で動く“無意識”の筋肉。常に軽く閉じており、便が漏れないようにしています。

・外肛門括約筋(がいこうもんかつやくきん)

自分の意志で動かせる筋肉。トイレのときに力んだり、我慢したりできるのはこの筋肉のおかげです。

お尻の筋肉2 骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)

肛門や膣、尿道などを下から支えている筋肉の集まり。肛門括約筋と連携して働き、排便・排尿・性機能・姿勢の安定に深く関与しています。

そして肛門は「肛門管」と呼ばれる短い通路で、直腸と外部をつないでいます。便が直腸に溜まると、内肛門括約筋が反応し、便意を感じさせる仕組みになっています。

次:お尻の穴の鍛え方

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