ラジオ体操を毎日続けた結果どうなる?1ヶ月・3ヶ月・1年後の変化を専門家が解説 (1/4)
約3分間で全身を動かすことができるラジオ体操は、動的ストレッチと軽い有酸素運動の要素をあわせ持っています。
筋肉のこわばりをほぐし、肩こりや腰の重だるさをやわらげるきっかけにもなるシンプルでありながら優秀な運動です。
ラジオ体操を毎日続けると、体にはどのような変化が起こるのでしょうか。1ヶ月・3ヶ月・1年という期間ごとに、理学療法士兼パーソナルトレーナーの安藤 瑞樹さん監修で解説します。
ラジオ体操を毎日続けた結果、1ヶ月・3ヶ月・1年の変化
続ける期間によって体の反応は段階的に変わります。短期と長期で起きやすい変化を分けて見ていきます。
1ヶ月続けた結果
起きやすいのは「血流」と「姿勢」の変化
1ヶ月ほど継続すると、朝の体のこわばりがやわらぎやすくなります。全身を大きく動かすことで血流が促され、肩や背中の重だるさが軽減するケースがあります。
胸を開く動作や体を反らす動きが増えるため、丸まりがちな姿勢が整いやすくなります。体重が大きく減ることは多くありませんが、体が軽く感じられるという変化は出やすい段階です。
安藤さん「ラジオ体操は手軽に始められますが、全力で動くと心拍数は上がり、速歩に近い強度になることもあります。毎日丁寧に行うことで関節可動域が広がり、血流改善が期待できます。
1ヶ月ほどで体の軽さや動かしやすさを感じる人は少なくありません」
3ヶ月続けた結果
代謝と体力にじわりと変化
3ヶ月を超えるころから、基礎代謝や体力の維持に差が出始めます。
ラジオ体操は全身の筋肉をまんべんなく使うため、筋持久力の低下をゆるやかにします。階段の上り下りや長時間の歩行が楽に感じられることもあります。
食事管理を組み合わせた場合、体脂肪に変化が出る人もいます。
安藤さん「第二までしっかり行うと心拍数は軽い有酸素運動の範囲に入ります。3ヶ月ほど続けると体力の安定や疲れにくさを実感するケースがあります」
1年続けた結果
生活リズムと身体機能の安定
1年単位で継続すると、生活リズムが整いやすくなります。
朝に行うことで体内時計がリセットされ、睡眠の質が安定する傾向があります。関節を大きく動かす習慣が続くことで柔軟性が保たれ、転倒リスクの軽減にもつながります。
目立った変化よりも、体力や可動域を落とさないことが大きな成果になります。
安藤さん「加齢による筋力低下は少しずつ進みます。ラジオ体操のような全身運動を1年続けることは、機能維持という意味で大きな価値があります」
次:「ラジオ体操は若返る」は本当?
みんな知ってる「ラジオ体操」の効果とは。全国ラジオ体操連盟に聞いてみた







