フィットネス
2026年3月28日

朝のジョギングは体に悪い?知らないと危険なNG習慣と正しい走り方 (2/4)

体に悪いと言われる3つの理由

朝のジョギングが体に悪いと言われるのは、運動そのものではなく「起床直後の体の状態」に原因があります。特に注意すべき3つのポイントを解説します。

起床直後は脱水状態である

人は睡眠中にコップ1〜2杯分の水分を失うとされています。そのため起床時は軽度の脱水状態であり、血液がドロドロになりやすい状態です。

この状態で運動をすると、血流が悪化しやすく、めまいや立ちくらみ、パフォーマンス低下の原因になります。

また、脱水状態は心臓への負担も増加させる要因です。走る前にコップ1杯の水を飲んでから始めるのがおすすめです。

※参考:日本スポーツ協会

低血糖でエネルギー不足になりやすい

朝は長時間食事をしていないため、体内の糖質が枯渇しています。この状態で運動を行うと、エネルギー不足によりふらつきや倦怠感が起こる可能性があります。

また、空腹の状態で長時間走ると、エネルギー不足により筋肉が分解されやすくなる可能性があります。20〜30分程度の軽いジョギングであれば過度に心配する必要はありませんが、長時間走る場合は、バナナやゼリー飲料などを少量摂ってから走ると安心です。

心臓や血圧への負担が大きい

起床後は「モーニングサージ」と呼ばれる血圧の急上昇が起こりやすい時間帯です。このタイミングで急激な運動を行うと、心血管イベントのリスクが高まると指摘されています。

特に冬場は血管が収縮しているため、よりリスクが高くなります。暖かい室内でストレッチを行い、体温を上げてから外に出ると負担を抑えやすくなります。

朝ジョギングの効果・メリット

ここまで見てきたように、朝のジョギングにはいくつか注意点がありますが、正しい方法で行えば多くのメリットが得られる運動です。

脂肪燃焼効率が高い

朝は前日の食事から時間が空いているため、体内の糖質が少ない空腹状態になりやすく、エネルギー源として脂肪が優先的に使われやすくなります。

空腹時の有酸素運動は、体脂肪がエネルギーとして使われやすくなることが報告されています

そのため、ダイエット目的であれば朝のジョギングは非常に効率的です。

※参考:Journal of Nutrition and Metabolism, 2016

代謝が上がり痩せやすくなる

朝に運動を行うと体温が上昇し、その後も代謝が高い状態が続きます。代謝が高い状態で日中の活動を行うことで消費カロリーが増え、太りにくい体づくりにつながります。

ただし、日中の活動量が少ない場合は消費カロリーの増加は限定的です。

セロトニン分泌でメンタルが安定する

朝日を浴びながら運動することで、セロトニンの分泌が促進されます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレス軽減や気分の安定に関与しています。

集中力・生産性が上がる

運動後は脳の血流が増加し、認知機能が向上します。運動後約2時間は集中力や判断力が高まるとされており、仕事や勉強のパフォーマンス向上にもつながります

※参考:Exercise and Sport Sciences Reviews, 2020

睡眠の質が向上する

朝に運動を行うことで体内時計がリセットされ、夜に自然な眠気が訪れやすくなります。睡眠の質改善にも効果があると報告されています

※参考:Sleep Medicine

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次:朝ジョギングの正しいやり方

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