なぜ「ブルガリアンスクワット」は最強なのか?トレーナーが語る「スクワット超えの理由」 (2/2)
ブルガリアンスクワットで鍛えられる筋肉部位
- 大臀筋、中臀筋(お尻)
- 大腿四頭筋(太もも)
- ハムストリングス(裏もも)
- 内転筋(内もも)

強い張力が加わると、筋肉の成長を司る「mTOR(エムトール)」経路が活性化し、筋肥大が促進されます(*)。負荷効率の高さこそ、ブルガリアンスクワットが「最強」と呼ばれる理由のひとつです。
下半身を鍛えることで基礎代謝アップ
通常のスクワットの約1.5〜2倍の負荷により、全身の筋肉の約6割が集まる下半身をより効率的に鍛えられます。
大きな筋肉を重点的に鍛えることで、エネルギーの消費が多くなり、基礎代謝アップを期待できます。
男性は筋肥大、女性は美脚の効果
ブルガリアンスクワットは「上体を立てて行う」と、「前傾して行う」で効果が変わります。
| フォーム | 主に使う筋肉 | 得られる効果 |
|---|---|---|
| 上体を立てて行う | 大腿四頭筋(前もも)・大臀筋・ハムストリングス(もも裏) | 筋肥大・下半身の厚みアップ |
| 上体をやや前傾して行う | 大臀筋・ハムストリングス(もも裏)中心 | 美脚・ヒップアップ・引き締め効果 |
ブルガリアンスクワットは女性にもおすすめ
女性がブルガリアンスクワットを行うと、足が太くなるかもしれないと思う人がいるかもしれませんが、正しいフォームで動作を行うことで、むしろ下半身を引き締める効果が期待できます。

ブルガリアンスクワットに限らず、筋トレで太くなるのは難しいものです。また、女性はホルモンの関係で、男性のように筋肉ムキムキになりにくいという要素もあります。
男性と比べ筋肉が増えにくい傾向があるからこそ、筋肉量が低下しないようウエイトトレーニングを行う必要があるとも言えるでしょう。
ブルガリアンスクワットの正しいやり方
ここからは、実践編。ベンチや椅子などに後ろ向きで立ち、片足の先を乗せて行います。
1.イスから60~90cm離れ、後ろ向きで立つ
2.イスに足先か足の甲を乗せ、反対側の脚は前に出す

3.背筋を伸ばし、ゆっくりと前方の脚を曲げていく
4.90度まで曲げたら、元の姿勢に戻す

スクワット同様、膝はつま先より前に出さない
実施回数の目安
左右 各10回×3セット
ブルガリアンスクワットを効かせるコツ
動作がふらつくときは「お腹に力を入れる」
体がぐらぐらするときは、腹筋に力を入れて体軸をキープします。腹筋も鍛える効果が期待できるので、一石二鳥ですね。

回数を多くするのは非効率!
回数を多く行っても筋トレ効果が出るとは限りません。筋肉を成長させたい、増やしたい場合は、8~12回で限界を迎えるキツさで行いましょう。
キツさの調整は、深さや速さを変える、またはダンベル、アンクルウェイトなどを使うのもおすすめです(くわしくは後述)。
ちなみに15回以上できる低負荷で回数を多くこなすと、筋持久力の向上に繋がります。
頻度は週に2~3回が適切
毎日行わなくても大丈夫です。筋肉痛になったときはその部位のトレーニングはお休みして、別の部位を鍛えるようにしましょう。
そうすると、週に2~3回が適切と考えることができます。

筋肉痛がある部位は、筋線維の損傷が起き、適切な休息をとることで筋肉が回復し、筋力・筋肉量アップなどの効果が出てきます。
筋肉痛がある状態で筋トレを行ってしまうと、筋肉の回復が追いつかず筋肉量も増えなくなるため、トレーニングは休むか、別の部位を鍛えるようにしましょう。
ブルガリアンスクワット30回、どれくらい続けると変化が出てくる?
気になるのが継続期間。できれば短期間で効果を出したいところですが、変化の出方は期間によって変わってきます。
1週間続けた場合の変化
「効いてる実感」が最初に出る段階です。筋肉量はまだ増えていないですが、神経系が動きを覚え始める段階です。
体の変化
- 太もも前・お尻に強めの筋肉痛(2〜3日目がピーク)
- お尻の“使ってる感”が出る
- 立ち姿勢が少し楽になる人も
見た目
- ほぼ変化なし
- ただし脚のハリ感は一時的に出やすい
2週間続けた場合の変化
「キツい運動」から「ルーチンワーク」に変わるころ。神経が適応され、筋力の初期向上も始まってきます。
体の変化
- 筋肉痛がかなり軽くなる
- 30回が「しんどいけどできる」になる
- 階段や立ち上がりが楽
見た目
- 太もも前のパンパン感が減る
- お尻の下側が少し締まる人も
3週間続けた場合の変化
周囲に「なんか変わった?」と言われ始めるのがこの辺りから。筋肥大や代謝向上が始まります。
体の変化
- 下半身の安定感がはっきり出る
- 片脚バランスが良くなる
- 疲れにくくなる
見た目
- お尻の輪郭が上向きに
- 太ももとお尻の境目が出始める
- 脚がまっすぐ見えやすくなる

3か月続けた場合の変化
筋肥大し、筋力が定着してくるころ。基礎代謝アップ、見た目の改善や姿勢改善がキープ出来てきます。
体の変化
- 明らかに下半身が強くなる
- 30回では物足りなくなる
- 走る・歩くが楽
見た目
- お尻が丸く上がる
- 太もも前の張りが減り、横幅がスッキリ
- パンツの後ろ姿が変わる

監修・トレーニング指導
鳥光健仁(とりみつ・たけのり)
フィットネスランニングトレーナー。1991年生まれ、千葉県出身。出張パーソナルトレーナー、SUUNTO 5 アンバサダー、VX4アドバイザリー、アクティブエイジ・ダイエット指導士、(株)BOOSTマネジメント契約、HOKA ONE ONE サポート。
出演者プロフィール
MIHO
トライアスロン、トレイルランニング、マラソン、スパルタンレース、筋トレなどが大好きなガチの“市民アスリート”。日本初のe-sports BIKEのプロチーム「ONELAP ANGEL」のメンバーとしても活動。フルマラソン自己ベストは3時間13分20秒(ネットタイム/2019年さいたま国際マラソン)。1児の母。
【公式Instagramアカウント】https://www.instagram.com/mip0000/
<Text:MELOS編集部>
なぜ、ブルガリアンスクワットが最強なのか?男性は筋肥大、女性は美脚になる理由











