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ゾーンに入って分かった、“集中”のコントロール法│寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート~for 2020~」#8 (1/2)

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 みなさん、こんにちは! 7人制ラグビーの寺田明日香と申します!

 サッカーW杯が終わり、まだ少し寂しく感じる今日この頃ですが、実は、7人制ラグビーのW杯も7月20日からアメリカのサンフランシスコで行われていました。私も、世界の名だたる選手のプレーを間近に見るべく、少しだけ観戦してきましたので、そのお話はまたの機会に書いてみようと思っています。

 今回の記事は、私が競技転向をして気が付いた自分のクセ、と言いますか、少し苦戦した“集中力”のことを書いてみようと思います。今回もお付き合いのほど、よろしくお願いします!

記憶がないレースは良い結果に!?

 “集中力”と聞くと、なんとなく“ゾーン”という言葉を思い浮かべる方も多くいらっしゃるのではないかと思います。

 “ゾーン=究極の集中の状態”だと言われていますが、“ゾーン”に入ったことがある人の話を聞くと、勝手に体が動いたり、頭の回転がものすごく速くなったり、コースが光って見えたり、自分の居場所が“上から”見えたり……と、さまざまに表現されます。

 かくいう私も、陸上選手の時は”ゾーン”なるものを何度か経験したことがあります。

 私の場合は、“ゾーン”に入ったときのレースの記憶は、実はほとんどありません。走っていた感覚は体に残っているものの、こうして走った、こう(ハードルを)跳んだ、などの鮮明な記憶は残っていないのです。ただ、そういうことが起こったレースの結果は、必ず良いものでした。

 もちろん、いつも“ゾーン”に入れる訳ではないのですが、結果が良いときはある程度“ゾーン”に似た状態が作れていて、結果が悪い時の方がレース内容を鮮明に覚えていました。

 私は、“ゾーン”状態を作り出すための決まったルーティンを持っていた訳ではないので、集中力を上げるために何か行動をするということはなかった(正確には、ないと思っていた)のですが、一般人の主人やメンタルトレーナーと話しているうちに、“あえて自分から緊張状態を作り出す”という作業をしていたことに気づきました。

“ゾーン”を作り出すカギは“緊張”!?

 人によって作り方はさまざまですが、私の場合は、「自分の中にある小さいエネルギーを少しずつおへそ辺りにギュッと凝縮して行く」というイメージを作ると、手汗が出てきて緩やかに緊張状態に入って行きます。

 かけっこ教室や講演会の場面で、「どうしたら緊張しないようにできますか?」という質問を多くされますが、先の経験から、私はあえて「緊張することは悪いことではない」という風に応えています。緊張するということは、その事柄を大切に思っているという証拠であり、努力しようとしている姿勢がみえます。

 また、緊張をしないと、集中力も高まらないものだと思っています。ポイントとしては、その緊張をどのようにコントロールして、良い集中状態を作り出すかということなのだと思います。

 「緊張しすぎて集中どころではない!」という方は、120%の力を出そうとするのではなく、自分が準備してきた“今”できることを95%やろうと考えると、少し、良いかもしれませんよ!

次ページ:場面によって変わる“集中”の方法

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