デッドリフトを続けた結果、どうなる?1ヶ月~1年で感じやすい変化 (1/3)
「デッドリフトを続けたら、背中やお尻はいつから変わる?」「何ヶ月で重量が伸びる?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
デッドリフトは、背中・お尻・太もも裏など、体の後ろ側にある大きな筋肉をまとめて鍛えられるトレーニングです。ただし、数回行っただけで筋肉がついたり、見た目が大きく変わったりするわけではありません。
正しいフォームで続けると、まずは動作や力の入れ方が安定し、徐々に扱える重量が伸びていきます。その後、背中の厚みやお尻、太もも裏などに変化を感じる人もいます。
パーソナルトレーナー・深澤 智也さん監修のもと、デッドリフトを続けた場合に感じやすい1ヶ月~1年の変化と、結果を出すための頻度・重量・回数を解説します。
デッドリフトを続けた結果、どうなる?
デッドリフトを継続すると、フォームや力の入れ方が安定し、扱える重量の増加や、背中・お尻・太もも裏の筋力向上が期待できます。
感じやすい変化は、次の通りです。
・動作に慣れ、フォームが安定する
・徐々に扱える重量や回数が増える
・背中・お尻・太もも裏の筋力が高まる
・継続期間や負荷によっては、後ろ姿に変化が表れる
・重い物を持ち上げる動作が安定しやすくなる
ただし、デッドリフトを数回行っただけで体型が大きく変わるわけではありません。とくに筋肉の見た目を変えるには、適切な負荷をかけながら数ヶ月以上継続する必要があります。
【期間別】デッドリフトを続けたときに感じやすい変化
デッドリフトによる変化の表れ方は、トレーニング経験や頻度、重量、食事、睡眠などによって異なります。
ここでは、初心者が正しいフォームで週1~2回続けた場合に感じやすい変化を、期間別に紹介します。
1ヶ月:フォームや力の入れ方に慣れてくる
最初の1ヶ月は、見た目よりも動作の変化を感じやすい時期です。バーベルを体に沿わせて持ち上げる動作や、股関節を曲げ伸ばしする感覚に少しずつ慣れていきます。
始めたばかりの頃は、背中やお尻、太もも裏などに筋肉痛が出ることもあります。同じ重量を以前よりスムーズに扱えるようになる人もいますが、筋肉が目に見えて大きくなるとは限りません。
おもな変化は次の通りです。
・デッドリフトの動作に慣れてくる
・背中やお尻に力を入れる感覚が分かってくる
・フォームが少しずつ安定する
・同じ重量で行ったときの負担が軽く感じられる
・筋肉痛が出にくくなる
1ヶ月目は重量を追い求めるより、正しいフォームを身につけることを優先しましょう。
2~3ヶ月:扱える重量が伸び、体つきにも変化が表れ始める
2~3ヶ月続けると、トレーニング開始時よりも高い重量を扱えたり、同じ重量で行える回数が増えたりする人もいます。
この時期に感じやすい変化は次の通りです。
・扱える重量や回数が増える
・バーベルの軌道が安定する
・お尻や太もも裏を使う感覚が分かりやすくなる
・背中や下半身に張りを感じる
・体つきにわずかな変化を感じる人もいる
「トラップバーデッドリフト」を使った研究では、8週間で最大挙上重量が向上

トラップバーデッドリフトとは、六角形の専用バーベルの内側に立ち、左右のハンドルを握って持ち上げる種目です。一般的なデッドリフトよりも、重りが体の中心に近いという違いがあります。
週2回・8週間、高重量のトラップバーデッドリフトに取り組んだ女性では、同種目の最大挙上重量が向上しました。また、トラップバーデッドリフト群とハーフスクワット群を合わせた研究参加者全体では、パワーや除脂肪量にも改善が見られました。
ただし、一般的なバーベルデッドリフトとはフォームや負荷のかかり方が異なるため、まったく同じ結果になるとは限りません。
体型の変化を目指す場合は、デッドリフト以外の筋トレや食事、休養も重要です。
半年:背中やお尻の変化を感じる人もいる
半年ほど適切な負荷で続けると、筋力だけでなく、背中の厚みやお尻、太もも裏の筋肉に変化を感じる人もいます。
一方、トレーニングを始めた頃と同じ重量・回数を続けていると、刺激に慣れて変化が止まりやすくなります。フォームを維持できる範囲で、重量や回数、セット数を少しずつ調整しましょう。
半年頃に考えられる変化は次の通りです。
・開始時より重いバーベルを扱えるようになる
・初心者の頃より重量の伸びが緩やかになる
・負荷を変えないと停滞しやすくなる
・背中や下半身の筋力向上を実感しやすくなる
・背中の厚みやお尻のラインに変化が表れる
「半年を過ぎると変化しなくなる」というわけではありません。筋力が高まるほど、同じ内容では十分な負荷になりにくくなるため、成長に合わせた調整が必要です。
1年:筋力や体つきの変化がより明確になる
1年間継続すると、開始時と比べてフォームや挙上重量が向上し、背中から下半身にかけての体つきの変化がより明確になる可能性があります。
ただし、1年間続ければ必ず背中が大きくなる、デッドリフトが○kg伸びるとは言い切れません。同じ1年間でも、トレーニング頻度や負荷、食事、体格、経験によって結果は大きく異なります。
1年後に考えられる変化は次の通りです。
・トレーニング開始時より高い重量を扱える
・股関節を使って持ち上げる動作が安定する
・負荷設定によっては成長が停滞する
・背中・お尻・太もも裏の筋肉が発達する
・背中の厚みなど、後ろ姿に変化が表れる
重量だけで成長を判断せず、フォームを保てているか、狙った筋肉を使えているかも確認しましょう。
次:デッドリフトを続けることで期待できる効果
デッドリフトとは?どこに効く?効果・正しいやり方と重量の目安







