フィットネス
2022年9月28日

「LSD(ロングスローディスタンス)」の効果とは。ゆっくり長く走るトレーニング方法 (1/2)

 マラソントレーニングのひとつとして、ゆっくりとしたペースで長い距離を走る「LSD(Long Slow Distance:ロング・スロー・ディスタンス)」について解説します。LSDは運動強度が弱い有酸素運動で、ランニング初心者にもオススメの走り方です。また、脂肪燃焼やダイエット効果も期待できます。

 タイムも重要ですが、まずは長距離を完走できる脚力を作ってみてはいかがでしょうか。

LSD(ロング・スロー・ディスタンス)とは

 「LSD」は「Long Slow Distance:ロング・スロー・ディスタンス)」の頭文字から来た言葉。いわゆる「ゆっくり」「長く」走るというトレーニングです。もともと、ソウル五輪の女子マラソン代表・浅井えり子さんを育てた佐々木功監督が日本に広めた理論で、現在でもランナーの間で幅広く支持されています。

自分のペースで長く走る

 このトレーニングの特徴は、とにかく負荷が軽いことが挙げられます。スローペースで長時間(60分以上)走ることによって、有酸素運動の能力が向上。心肺機能が高まり、マラソン向けの体質を作る効果が期待できます。

 よく「ランニングが続かない」という人がいますが、その原因の多くは、自分で「しんどい」と感じるペースに上げてしまっているから。走り始めると身体は温まっていくので、自然とペースは上がってしまいがちです。しかし、それでもペースを最後まで抑えるのがLSDの特徴。ペースはキロ7分~8分と、早歩きよりも少し速い程度なので、「しんどい」と感じることはないでしょう。

LSDで期待できる効果

(1)毛細血管の発達

 LSDのような有酸素運動は、毛細血管を活発に変化させ、酸素をたくさん含んだ血液を循環させることができます。また、最大酸素摂取量および全身持久力の向上も期待できるでしょう。

(2)マラソン体質の形成

 無駄な脂肪がついて太っている、スプリンター体質(速筋繊維の割合が多い)という方は、マラソン向きの体質とはいえません。しかし、これらはLSDによって体質を変えることが可能。LSDは有酸素運動なので脂肪燃焼に効果的ですし、ゆっくり走り続けることで遅筋繊維がどんどん発達していきます。

(3)ダイエットに有効

 LSDに脂肪燃焼効果があることは、上記の通り。さらに負荷が軽いので、ランナーだけでなく、普段走らない方のダイエット方法としてもオススメです。

(4)ランニングの習慣化

 ランニングを「キツイもの」と意識することは、習慣化の妨げになる可能性があります。負荷は軽いので、音楽を聴きながらのんびり走ったり、仲間とおしゃべりしながら走ったりすることも可能です。ただし音楽を聴きながら走る際は、周囲の歩行者や自転車等に注意しましょう。

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▲耳を塞がず音楽が聴こえるから圧迫感がなく、長時間使いでも疲れにくいのが特徴です。

 正しいトレーニング方法でスローランを楽しむためには、いくつか守りたいポイントがあります。

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