フィットネス
2022年9月28日

「LSD(ロングスローディスタンス)」の効果とは。ゆっくり長く走るトレーニング方法 (2/2)

LSDを行う際の注意点

 LSDにはさまざまなメリットがある反面、ゆっくり走るがゆえに気をつけなければいけないこともあります。

(1)最後まで一定ペースをキープする

 ある程度の時間を走ると身体が温まってくるので、どうしても途中でペースが上がりがち。ペースはゆっくりで構いませんので、最後まで一定ペースを貫きましょう。

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(2)ランニングフォームの崩れに注意

 自転車などでもそうですが、速いスピードよりも、遅いスピードの方がバランスを取りづらくなります。これはランニングにおいても同じで、遅いペースでも最後まで腰が落ちない綺麗なフォームを意識して走行しましょう。

 よりラクに楽しく走れるようになる「楽RUNメソッド」の提案者・細野史晃氏によるランニングスクールでは、個人の具体的な希望(1か月で10kg減らしたい、100m10秒台で走れるようになりたい……)にあわせたマンツーマン指導を行ってくれます。

(3)夏場は暑さ&直射日光を避ける

 暑い時期のランニングは熱中症に注意が必要です。特にLSDは長時間運動し続けることになるので、できるだけ直射日光を避け、帽子をかぶるなどの対策を入念に行いましょう。また、走る時間を早朝や夕方以降にするだけで快適さが格段に変わってきます。

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(4)無理のない時間・距離設定を

 つい周りと比較して無理な時間・距離設定をしがちですが、その無理がランニングの習慣化に悪影響を及ぼしている可能性があるかもしれません。徐々に長い距離を走れるようになるので、まずは自分が無理のない範囲からランニングを楽しみましょう。

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<Text:松永貴允/Photo:Getty Images>

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