スクワットで体がぐらつく原因と対策│ティップネストレーナー直伝!自宅筋トレ
家トレで人気の「自重スクワット」。道具も場所もいらず、すぐにできるので自宅トレーニングの種目としてとり入れている人も多いでしょう。しかし、パーソナルトレーニングと異なり、自己流で行ってイマイチ効果が感じられない人や、やり方がよく分からない人も。
今回は、自重スクワットで体が安定しない、グラグラしてしまう原因と対処法について、フィットネスクラブTIPNESS(ティップネス)のトレーナーが解説します。
Q.自重スクワットでしゃがむときと立ち上がるとき、体がぐらついてしまいます。考えられる原因は何でしょうか?また対策方法があれば教えてください。
A.今回紹介する3つのエクササイズで関節を正しく機能させてから、スクワットを行いましょう。
スクワットでは多くの関節が動作に関与し、働いています。関節にはそれぞれに役割があり、「安定するべき関節」と「可動するべき関節」に分かれています。足関節や股関節は正しく「可動するべき関節」です。そして膝関節や腰椎は「安定するべき関節」です。これらが正しく機能しないとカラダはぐらつきやすくなり、正しく効果を得ることが難しくなります。
スクワットのぐらつき対策エクササイズ
まずは「安定するべき関節」である腰椎の安定を、「ドローイン」というエクササイズで強化するのがオススメです。
◆ドロ―インのやり方
仰向けになり、両膝を立て、へそを床に近づけるように力を入れましょう! そしてお腹を薄く保ちます。
わかりづらい方は腰(ヘソのやや下辺り)にタオルを引き、タオルを押すような意識でチャレンジします。お腹に手を乗せ、動きの変化を感じながら確認してみましょう。
タオルを使った足関節運動のやり方
次に、「可動するべき関節」である足関節の可動運動です。
座位になり足を伸ばします。足先にタオルを引っ掛け、手前に引いたり、押し返したりを繰り返します。太ももの裏側がつらい方は、膝を立ててもOKです。
ヒップヒンジのやり方
股関節の可動については、ヒップヒンジというエクササイズがおすすめです。
足は肩幅ほどに開き、膝を軽く緩めましょう。お尻と手を引っ張り合うように股関節を引いていきます。
これらの準備をしてからスクワット動作をすることが理想です。
[プロフィール]
宮崎紗衣(みやざき・さえ)
ティップネスのインストラクター兼パーソナルトレーナー。
インストラクター歴6年。スタジオレッスンはヨガ、筋トレ系を中心に担当。
日テレ『ZIP』家トレコーナー、『バゲット』などメディアへの出演や、イベント出演多数。ティップネスのオンラインフィットネス配信サービス『torcia(トルチャ)』でも活躍中。
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2020年8月にスタートした、ティップネスのオンラインフィットネス配信サービス『torcia(トルチャ)』。毎日朝7時から夜22時まで、月間600本ものレッスンをライブ配信中。ヨガをはじめストレッチ、ダンス、エアロビクス、筋トレ、太極拳、格闘技エクササイズなど、多彩なラインナップを、人気・実力ともにトップクラスのインストラクターがお届けします。
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<Text:編集部/Photo:ティップネス提供>