ウェルネスフード
2023年5月2日
意外!ビフィズス菌は取り過ぎてもよくないらしい。その理由は… (2/2)
「悪影響を及ぼす可能性がある」……考えられる理由は?
ビフィズス菌をはじめとする有⽤菌は、腸内環境を整える上で不可⽋な存在であることは間違いありません。⼀⽅で、ある特定の菌が極端に多いと、
- 腸内フローラ全体の多様性(菌の種類の豊富さとバランス)が崩れる
- 極端に多い菌が産⽣する代謝物が多過ぎる
ことが睡眠や精神状態に、悪影響を及ぼすといった可能性が考えられます。
腸内フローラの多様性とビフィズス菌の保有割合の関係を調査したところ、ビフィズス菌保有率が10%以上の⼈の腸内フローラでは、多様性が顕著に低いことがわかりました。
2~6%あたりをピークに、それよりビフィズス菌保有率が⾼くても低くても多様性が低くなる
これらの結果から明確な因果関係を⽰すことはできませんが、良かれと思って積極的に摂取したビフィズス菌が、逆に睡眠や精神状態に悪影響を及ぼす可能性が⽰唆されました。
最適な腸内フローラのバランスを維持するために、1日3食バランスの良い食事を摂る・十分に睡眠を取る・疲れやストレスを溜めないなどのことを意識してください。自宅で腸内フローラの検査をできるキットがあるので、そちらを活用するのも良いかもしれませんね。
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<Text:編集部>
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