フィットネス
ライフスタイル
2019年8月5日

公園にある遊具・健康器具の活用術。筋トレや体幹トレーニング、ストレッチに活用できそう

 公園の遊具には、平行棒やベンチ、平均台のようなシンプルなものから「どうやって使うの?」と疑問に思えるものまで、大小さまざまな形が存在します。

 こうした器具は、高齢者などが健康促進のために使用しているイメージが強いかもしれません。しかし使い方によっては筋トレやストレッチなど、体を鍛えるトレーニングにも活用できます。今回は公園にある健康器具の種類と使い方を紹介します。

ベンチ系

背伸ばしベンチ

 背もたれがカーブになっているベンチ。散歩の休憩がてら、座って背筋を伸ばせます。とても気軽に、背筋のストレッチ効果を期待できる器具です。

▲背伸ばしベンチ

あんばベンチ

 リング型の肘掛けが付いたベンチ。ベンチに設けられたリングに手をかけ、腕立て伏せや足を水平に上げる運動(体操のあん馬)などを行います。定期的に活用すれば、腕の筋力強化が目指せるでしょう。

▲KOTOBUKIのあん馬ベンチ/プレスリリースより

ぶら下がり系

スプリングバー

 支柱とバーの間をスプリングで連結している懸垂器具。懸垂トレーニングや、ぶら下がりストレッチに活用できます。上半身におけるさまざまな部位の筋力強化、また肩まわりのストレッチに効果的です。

垂直はしご

 垂直に設置されたはしご。はしごに背中をつけ、頭上で棒をつかみながらぶら下がってみてください。腕や肩などが気持ちよくストレッチできるでしょう。上級者はぶら下がりながら足を上げ下げすることで、体幹強化が目指せます。

上半身運動系

グルグル肩回旋

 回転する円形のボードが付いたストレッチ器具。回転盤の縁を持って、体を左右に倒して使います。体の側面や肩関節のストレッチに効果的な器具です。

うであげアーチ

 アーチ状のパイプ(高さ2種類)に、コマ(輪っか)が付いている用具です。アーチに沿ってコマを左右に移動させると、腕・肩の柔軟性を強化することができます。

下半身運動系

足上げストレッチ

 高さの異なる足台と手すりが付いています。まずは奥の手すりに手をかけ、自分に合った高さの足かけ台に片方の足を置きましょう。そして反対側の足を後ろに引き、アキレス腱を伸ばします。

 アキレス腱のストレッチはもちろん、使い方によって太ももや股関節のストレッチを行うことも可能です。

ふみ板ストレッチ

 中央の支柱に、手すりと高さ・角度の異なる踏み板が設置されています。手すりに掴まりながら片足を踏み板に乗せ、膝や足首が大きく曲がるように身体を引き寄せましょう。

 足首・膝・股関節の柔軟性向上、腰痛の予防改善などが目指せます。また、手すりを使うことで脇腹のストレッチも可能です。

バランス系

ころばんボード

 不安定なボードと手すりが付いた器具。グラつくボードの上で、左右にバランスを取ってみましょう。不安な人は、手すりに掴まりながら使用すれば安心。足腰の筋力と、体幹を鍛えられます。

使用法を確認し、安全に活用する

 近所の公園は、散歩やランニングがてら立ち寄ることも多いはず。ふと見つけたときに試してみると、思ったよりいい運動になるかもしれません。いずれも設置場所の近くには、詳しい使用法の記載された案内板があるでしょう。適当に使うのではなく、効果・安全の両面から、まずは正しい方法を確認して活用してください。

<参考リンク>
・株式会社コトブキ https://townscape.kotobuki.co.jp/
・日都産業株式会社 http://www.nitto-sg.co.jp/
・神奈川県大和市公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCAFv_2wUbXlcogPtKlzC7sA

<Text:松永貴允/Photo:Getty Images>