
「野菜ジュースは体に悪い」は嘘?本当?毎日飲むとどうなるのか (1/4)
- 健康
- 2023年8月7日
野菜不足やビタミン不足を補うために野菜ジュースを飲んでいる人も多いかと思いますが、「野菜ジュースは体に悪い」という噂を聞きつけたので、事の真相を管理栄養士さんに聞いてみました。
野菜ジュースのメリット&デメリットのほか、「毎日飲むとどうなるのか」「野菜不足は補えるのか」などの疑問も解説します。
「野菜ジュースは体に悪い」は嘘?本当?
「野菜ジュースは体に悪い」という噂は、間違いだと言えます。
野菜ジュースは、ビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富です。これらの栄養素は、健康を維持するためにプラスに働くと考えられます。
なぜ「体に悪い」という噂が流れたのか
野菜ジュースには、野菜・果物・その他添加物による糖質が含まれていることがほとんどです。過剰な糖質摂取は、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、健康に悪いという噂が流れたのかもしれません。
野菜ジュースのメリット&デメリット
一般的な市販の野菜ジュースのメリットとデメリットをご紹介します。
野菜ジュースの「メリット」
- 手軽に野菜に含まれている栄養素(ビタミン・ミネラルなど)を摂れる
- 栄養素によっては、生野菜よりも消化が良い(リコピン・βカロテンなど)
- 血糖値の急上昇を抑えられる
- 甘味があるジュースが多いので、野菜が苦手な人でも飲みやすい
野菜ジュースの1番のメリットは、手軽さでしょう。場所を選ばず、栄養補給できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
また、カゴメ株式会社が日本病態栄養学会で発表した研究によると、食前に野菜ジュースを飲むことで食後の血糖値上昇を抑えられるそう。(糖質が多い場合は、上昇する可能性もあり得ます) これはダイエット中の人にとっては魅力ですよね。
野菜ジュースの「デメリット」
- 糖質の過剰摂取につながる可能性があり、飲みすぎると太る
- 水溶性ビタミンは製造過程で失われやすいため、含有量が少ないことが多い
- 野菜に豊富な不溶性食物繊維が入っていないことが多い
- 野菜ジュースだけでは必要な栄養素を補えない
一般的な市販の野菜ジュースの場合、野菜を加熱・絞るなどの処理をして、ジュースを製造します。その過程で、水溶性ビタミンや不溶性食物繊維などの量が減少すると考えられます。
製品によっては、これらの栄養素を後から添加しているジュースもあるので、詳しくは栄養表示を確認すると良いでしょう。