ウェルネスフード
2023年12月8日

オートミールは体に悪い?「肝臓に負担」「脂肪肝になる」という噂は本当なのか[管理栄養士監修] (3/3)

タンパク質が豊富

オートミールは、タンパク質が100gあたり13.7gと豊富です。

タンパク質は、人の生命維持や活動に欠かせない「脂質」「糖質」と並ぶ3大栄養素の1つで、ホルモン・酵素・免疫物質などを作り、栄養素の運搬を行ってくれる栄養素です。

1日に必要なタンパク質量は約50g(性別や年代などによって異なります)ですが、いつもの食事だけでは不足することがあるので、オートミールで補えるのは嬉しいポイントです。

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食物繊維が豊富で腸内環境を改善できる

オートミールは、食物繊維やミネラルも豊富な食品です。特に食物繊維は玄米の約3倍とたっぷり!

食物繊維は、善玉菌のエサになることで腸内環境の改善が期待できます。その結果、便秘の解消・栄養素の効率的な吸収に役立つと考えられます。

お米に比べて低カロリー&低糖質

1食あたりのオートミールとお米と比べると低カロリー&低糖質のため、ダイエット中の人におすすめです。お米をオートミールに置き換えるだけで、摂取カロリーをカットできます。

▼カロリーと糖質の比較(1食あたり)

  オートミール 白米
エネルギー 105kcal 234kcal
糖質 17.9g 53.4g

※オートミール1食分30gと白米お茶碗1杯分150gを比較しています

ただし、はちみつや大量のフルーツをトッピングすると、カロリーも糖質も大きく上がってしまうので食べ方には注意が必要です。

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監修者プロフィール

三鷹駅前たなか糖尿病・内科クリニック
管理栄養士 田中恭子さん

美術専攻の大学を卒業後、管理栄養士を目指すべく管理栄養士過程を卒業。学校給食、病院給食を経て、現在は『三鷹駅前たなか糖尿病・内科クリニック』にて、糖尿病をはじめとした生活習慣病の食事指導に従事。体組成計を用いて、筋肉量と体脂肪率・内臓脂肪などを踏まえ、患者さまに寄り添った実現可能な食生活を目指す。毎月の院内紙を構成・編集・レシピ開発・挿絵と特技を生かして執筆中。院内紙バックナンバーは、ホームページよりご参照ください。

<Text:編集部>

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