
オートミールは体に悪い?「肝臓に負担」「脂肪肝になる」という噂は本当なのか[管理栄養士監修] (1/4)
- 健康
- 2023年9月8日
ダイエットにおすすめの食材であるオートミールですが、「体に悪い」「肝臓に負担がかかる」などの噂があります。これらの悪い噂、本当なのでしょうか…。
本記事では、オートミールは体に悪いという噂について徹底解説! ネットでささやかれている悪い噂の真相も探っていきます。さらに胃に優しいレシピもご紹介します。
「オートミールは体に悪い」ってホント? ダメな理由とは
オートミールが体に悪いかどうかは、一概には言えません。体調が整っている時に適量食べる分には、体に良いと言えます。
しかし、良い面ばかりではなく注意したい面も確かにあります。
オートミールがダメな理由
- 食物繊維が多いため、消化器官に負担がかかりやすい
- アンモニアが含まれているため、肝臓に負担がかかる恐れがある
適量(1食あたり30~50g程度)であれば、問題ないと考えられます。これらのデメリットがなぜ起こるのか、次のセクションで詳しく解説します!
そもそも、オートミールとは?
オートミールとは、燕麦(えんむぎ)を脱穀して調理しやすく加工した食品です。オートミールの原料である燕麦は、オート麦、オーツ麦、カラス麦とも呼ばれます。
「肝臓に負担」「腸に悪い」などの噂の真相
体に悪い理由として、「肝臓に負担がかかる」「腸に悪い」などが挙げられました。この理由を深堀ってご紹介します。他にも、「腸内環境が悪化する」などの噂も管理栄養士さんに聞いてみました。
「オートミールは肝臓に負担がかかる」ってホント?
「オートミールは肝臓に負担がかかる」というのは本当だと言えます。しかし、この肝臓への負担というのは食物のほとんどに言えることです。
オートミールは、アンモニア含有量の多さから、アンモニアを代謝する肝臓に負担がかかると言われています。しかし、アンモニアは食物のほとんどに含まれており、オートミールが特別肝臓に負担がかかるというわけではありません。
例えば、1食30gのオートミールよりも、1人前約100gのそうめんの方が、アンモニア含有量は多いのです。1日1食30g程度を摂取したからと言って、肝臓に負担がものすごくかかるということはないと考えられます。
▼アンモニア含有量(100gあたりの目安値)
オートミール | 380mg |
そうめん | 420mg |
白米 | 170mg |
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