ヘルス&メンタル
2023年10月13日

夜中に足がつる原因と対処法。病気の前兆って本当?[医師監修] (1/3)

夜中に足がつる原因と対処法を、医学博士・岡村信良先生に聞きました。足がつるのは病気の前兆なのでしょうか。布団の中で伸びをすると足がつる原因や、足がつりやすい人の特徴なども解説します。

夜中に足がつる原因とは

夜中に足がつる

夜中に足がつる原因としては、以下のことが考えられます。

  • 水分不足
  • ミネラル不足
  • 姿勢の悪さ

原因1 水分不足

体内の水分が不足すると、血流不良を起こします。血行不良が起こると、筋肉が収縮しやすくなるため、足がつりやすくなります。

原因2 ミネラル不足

以下のミネラル成分が不足していると、足がつりやすくなります。

  • カリウム
  • ナトリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム

これらのミネラル成分が不足すると、血液中の電解質(ナトリウムやカリウムなど)の適正な濃度に乱れが生じて、筋肉の収縮と緩和に関係する神経信号の伝達が妨害されます。その結果、足の筋肉が硬くなり、つりやすくなります。

原因3 姿勢の悪さ

  • 猫背
  • 巻き肩
  • ストレートネック

こうした悪い姿勢は、体の歪みにつながります。体が歪むと、神経が圧迫され、足がつりやすくなります。

夜中に足がつるときの対処法

  1. つま先を上方向に向けて、かかとを90度にする
  2. 膝の裏を床につけるイメージで、力を抜きながらゆっくり足を伸ばす
  3. 痛みが緩和するまで続ける

足がつっている時は、筋肉が過剰に収縮しています。筋肉の収縮を和らげるために、力を抜きながらゆっくりと足を伸ばしましょう。痛みの緩和が期待できます。

痛くて伸ばせない時も、伸ばした方がいい?

痛みが強く、足を伸ばすのがつらい時もあるでしょう。足を伸ばせないほど痛む時は、無理せず、できる範囲で足を伸ばしましょう。

1 2 3