寝る前にプロテインを摂取することはメリットだらけ!でも“ちょっとだけ”注意点も (1/2)
寝る前にプロテインを飲むと太るのか、睡眠に影響するのではないかといった疑問を抱えている人もいるはずです。
しかし、寝る前にプロテインを正しく摂取することで、より理想的な身体作りを目指すことができます。
本記事では、寝る前にプロテインを飲むことでのメリットについて紹介します。
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寝る前にプロテインを飲むメリットとは?
プロテインはトレーニング後に飲むイメージが強いですが、実は寝る前に飲むことでさまざまなメリットを受けることができます。
身体へのメリットはもちろん、メンタルヘルスにもよい影響をもたらすことも。
筋肥大をサポートする
就寝時には成長ホルモンが分泌され、タンパク質と合成されやすいため、寝る前にプロテインを飲むことで筋肥大を助けることが期待できます。
夕食に肉や魚からタンパク質を摂ることができれば問題ないですが、筋肥大を目指している場合、体重1kgあたり2gを目安に摂取しなければならず、なかなか大変です。
そのため、成長ホルモンが活発に活動している就寝前にプロテインでタンパク質を補給することで、効率よく筋肉を大きくすることが期待できます。
筋肉の疲労回復が効率よく行われる
寝る前にプロテインを摂ることで、疲労が蓄積している筋肉を効率よく回復させることが可能です。
トレーニングや運動で傷ついた筋肉は、タンパク質によって回復されます。先述したように就寝時には成長ホルモンが活発になるので、栄養の合成がスムーズに行われます。
睡眠の質が向上する
寝る前にプロテインを飲むことで、睡眠の質が高まりやすくなります。
プロテインには、睡眠の質を向上させる「トリプトファン」という必須アミノ酸が含まれています。トリプトファンは、精神を落ち着かせる「セロトニン」、別名“幸せホルモン”の材料となる栄養素です。
セロトニンが分泌されると、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」の合成が行われます。
こうした理由から、夜プロテインは睡眠の質を高める効果も期待できます。
夜プロテインを摂取するならいつがベスト?
夜プロテイン。どのタイミングで飲めばいいのでしょうか。
結論から言うと、寝る前の30分〜1時間前にプロテインを飲むことが最適とされています。具体的な理由は、以下の通りです。
- 就寝直前にプロテインを飲むと身体に負担がかかるため
- 成長ホルモンが活発になる時間に合わせるため
成長ホルモンが活発になる時間は、就寝後から30分〜3時間と言われています。
そのため、プロテインが身体へ吸収される時間を考えたとき、寝る前の30分〜1時間にプロテインを飲むとよいとされているわけです。
寝る前にプロテインを飲む際の注意点
夜プロテインにはいくつか注意点があります。
作り置きはしない
プロテインの作り置きはしないようにしましょう。菌が増殖するリスクが高まるからです。
菌は30〜40℃の場所で繁殖が一番進みやすく、水分とタンパク質があるところを好みます。プロテインは菌が繁殖しやすい環境に最適で、最悪のケースだとお腹を下す場合も考えられます。
このようなリスクを負わないためにも、プロテインは作り置きせず一回で飲みきれる量を作りましょう。
万が一、飲みきれなかった場合は、そのまま捨てるようにしてください。
カロリーオーバーの日にはプロテインの摂取を控える
基本的に飲酒とプロテインは問題ないとされていますが、ダイエット目的でプロテインを飲むのであれば、飲み会の日などは避けた方がよいでしょう。
飲酒日にはお酒以外にたくさんの食べ物を食べている可能性が高く、寝る前にプロテインを飲んでしまうとカロリーがオーバーしてしまう可能性があるからです。
逆に、飲み会前にプロテインを飲むことで、ある程度お腹を満たした状態になるので、カロリーの過剰摂取を防ぐことができます。
プロテインと一緒に食物繊維も摂取する
プロテインを飲むことが日常になっている人は、食物繊維を多く含む食べ物を意識して取り入れましょう。
タンパク質が分解して生まれる「アミノ酸」が腸内環境に悪影響を及ぼすことが、最近の研究でわかってきました。腸内環境が悪化すると便秘やガス(おなら)が増えやすくなり、代謝の低下も招きます。
そこで、タンパク質とともに食物繊維を取り入れることで、腸内環境の悪化を防ぐことができます。お通じもよくなり、快適なトレーニングを行うことができるでしょう。
寝る前以外だといつ? 目的別プロテインを飲むタイミング
ここからは、目的別にプロテインを飲むおすすめのタイミングについて紹介します。