筋トレは食後にやるのがいい?トレーニング効果を爆上げする「食事のタイミング」 (2/2)
1回にかける筋トレ時間の目安
高木先生「1回あたりのトレーニング時間は45分、長くとも80分以内に納めるのがよいでしょう。理由は、アドレナリンが45分でピークとなり、その後90分からはストレス性の物質(コルチゾール)が分泌し始めるからです」
インターバル(休息時間)はどれくらい?
セット間のインターバルについては、筋肉が休まった状態で次セットを行うことがベストです。そうしないと、次のセットをフルパワーで行えなくなるからです。
2セット行う場合のインターバルは2〜3分が目安です。
- 1セット目終了時:2〜3分程度
- 2セット目:フルパワー
なお、インターバルは取りすぎるのもよくありません。温まった筋肉が冷える、集中力の低下につながるので注意が必要です。
筋トレは集中的に刺激を与えることで効果が最大化するので、程よいインターバルを設けて取り組むようにしましょう。
空腹時に筋トレがNGな理由とは
空腹時に筋トレを行うことで、以下のような悪影響が生じます。
- 集中力が続かない
- 力が入らない
- 体内に糖質がないので筋トレしても筋肉が分解される
- めまいや吐き気に襲われる可能性もある
上記のように、空腹時に筋トレすることにはなんらメリットがありません。先述しましたが、空腹時には消化の良い食べ物をとり入れてから、筋トレに臨むようにしましょう。
高木先生「仮に忙しくてトレーニング前に食事ができなくても、5分前にバナナやカーボドリンクなどの糖質の摂取は必ず行うべきです。空腹状態でトレーニングするくらいなら、トレーニングを休むのもアリです」
食後の筋トレはカラダ作りに効率的!
十分なエネルギーを蓄えた状態で筋トレを行うことで、効率的な身体作りができます。とはいえ、食後すぐの筋トレも身体に負担をかける原因となるので、30分〜2時間ほど空けるようにしてください。
また、筋トレ前に摂る食事は消化の優れたものを選び、身体に負担をかけずに筋トレに励みましょう。
執筆者プロフィール
溝渕恵大
本業はサイト運用を担っており、副業ではフリーライターとして150本以上を執筆。体が変化することを楽しみに筋トレを日々の日課としており、週4ペースで朝8時からウエイトトレーニングに励んでいる。朝にトレーニングをおこなうことで、ボディメイクだけでなくその後の仕事が捗ることを実感し始めてから、朝トレがやめられない。
監修者プロフィール
四谷内科・内視鏡クリニック院長 高木謙太郎先生
「予防医学を世の中に広め、健康寿命を伸ばし社会に貢献する」を理念に、消化器内科(内視鏡)と糖尿病内科の専門医2名体制で開院。「胃がん・大腸がんをゼロに」をミッションにしている。
公式サイト:https://www.yotsuya-naishikyo.com
<Text:溝渕恵大/Edit:編集部>