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2024年7月10日

冷房、“夜つけっぱなし”でも電気代は【約23円】!エアコンと睡眠のプロが解説 (1/2)

熱中症の約4割は夜間・睡眠中に発生しており、寝ている間も冷房を入れておいたほうがいいと言われていますね。

ここで気になるのが「電気代」。

熱中症になって搬送されるよりは安く済むと分かっていても、電気代高騰の流れもあるため、ふと不安になる人も多いでしょう。

一晩中、エアコンをつけた場合、1日あたりどれくらいの電気代になるのか。パナソニック株式会社が出した調査をもとに、睡眠時のエアコン電気代&活用術を見ていきます。

“朝までつけっぱなし”の電気代は約23円

パナソニックエオリアユーザーの利用状況から、夏の20時以降にエアコンを“朝までつけっぱなし”にしたときの消費電力量を検証。

結果、約23円となりました。

1時間あたりの消費電力(冷房時)は平均92Wで、8時間使用した場合は約23円の計算になります。
(電気料金目安単価31円/kWh、エオリア PXシリーズ夜間冷房ログデータより)

昼より夜のほうが消費電力量は少ない

エアコンは外気温と設定温度の差が大きいほど、消費電力量が多くなります。数字は機器や環境により異なりますが、少なくとも夜間は昼間よりは電気代はかかりません。

同じエアコンの設定でも、外気温35℃に比べ、外気温30℃の場合には消費電力が52%ほどと、約半分近くとなることがわかっています。

外気温の低い夜間は、日中に比べて電気代が大きく下がることになります。※1

※1 パナソニック社測定基準による。CS-X403D2、当社環境試験室(14畳)外気温35℃時の平均消費電力302Wと外気温30℃時の平均消費電力157Wとの比較

タイマー運転より、つけっぱなしのほうが中途覚醒が少ない

さらに、「3時間の切タイマー運転」と「つけっぱなし運転」を比べたところ、「つけっぱなし運転」は夜中に目が覚めてしまう回数とその時間が少ないことがわかったそう。※2

夜間は日中に比べて電気代がかからない上に、「つけっぱなし運転」のほうが夜中に目覚めてしまう回数や時間も少ないことから、暑さで寝苦しい時には「冷房つけっぱなし」がよさそうですね。

※2 2021年8月 和洋女子大学 水野 一枝准教授と弊社との共同研究において実施、対象者:健康な一般男女20名(年代20~50)条件:快眠環境運転/一定温度で連続運転/3時間で切タイマーを設定を実施いただき、それぞれの条件間における生理/心理指標の有意差検定を実施

次:エアコンと睡眠のプロが教える熱帯夜の快眠マニュアル

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