フィットネス
2024年11月12日

朝のストレッチで寝起きは良くなる?朝ストレッチの効果とは (1/2)

朝にストレッチを行うと、さまざまな効果があることをご存じでしょうか。とくに寝起きが悪くて悩んでいる方は、簡単な朝のストレッチで改善する可能性があります。

起きたときに、ベッドの上で仰向けのまま伸びをしたり、手首と足を回すだけでも、ストレッチ効果があります。薬剤師/ヨガインストラクターの碇 純子さんは、朝ストレッチには多くの嬉しい効果が期待できるといいます。

朝ストレッチの効果とは

朝ストレッチの効果として、以下が期待できます。

交感神経が優位になり、すっきり起床できる

寝ている間は副交感神経と呼ばれる、体を休めるときに働く律神経が優位になっています。しかし、朝にストレッチをすることで対となる交感神経が優位になり、脳が働くようになります。

朝に眠気やだるさを感じている方は、朝のストレッチで自律神経を優位にするのがおすすめです。

名医が教える!自律神経を整える「4つのポイント」 

筋肉がほぐれて、血行が促進される

寝ているときの体勢によっては、筋肉が縮こまって硬くなり、血流が悪くなることがあります。朝のストレッチで筋肉の緊張をほぐすことで、血行が促進されるでしょう。

血流が悪いと、肩こりや頭痛といった不調が起こることがあります。普段からこれらの症状で悩んでいる方は、朝のストレッチで解消されるかもしれません。

肩こり、首コリ、背中のハリ解消に!肩甲骨ストレッチ&姿勢チェック 

リンパの流れが良くなり、むくみの解消が期待できる

就寝中はからだを動かさないため、ふくらはぎやつま先が冷えがち。からだが冷えると老廃物がたまり、むくにみの原因になることがあります。

朝ストレッチで筋肉をほぐすことで、血行だけでなくリンパの流れもよくなります。結果、老廃物がたまらずに流れやすくなるため、むくみの解消につながります。

むくみ対策の血行促進トレーニング 

また、筋肉が柔らかくなって可動域が広がると、大動作が大きくなるため、基礎代謝がアップするといわれています。

起床時に肩こり・腰痛・頭痛ある場合、その解消が望める

就寝中は体勢が悪かったり寝返りが少なかったりすると、特定の部位に負担がかかります。肩がこったり、腰が痛くなるケースも多いです。

また、就寝中の体勢によっては酸素を上手くとりこめないとがあります。こうなると、脳が酸素不足に陥り頭が痛くなったりします。

疲労回復に効果的な眠り方とは。明日に疲れを残さない睡眠ポイントを専門家に教えてもらった

ストレッチでは、ゆっくり呼吸をしながら筋肉を伸ばしていきます。起きたときに肩がこっていたり、腰痛、頭痛になっていた場合、その症状の解消が期待できます。

次:動画つき!朝におすすめのストレッチメニュー&効果を高める方法

1 2