「黒豆茶」を飲むとどんなメリットがある?肝臓や高血圧、血糖値対策にも (2/2)
黒豆茶に期待できるメリット3. 血糖値を下げる
甘いものを食べたり運動不足の不摂生な日々を過ごしたりしていると、血糖値が上がりやすくなります。その状態が続くと、血管を傷つけたり、血管が詰まって糖尿病になる可能性も。
黒豆茶には食物繊維がたくさん含まれているので、血糖値を下げる働きが期待できます。普段から血糖値が高めの人は、黒豆茶を積極的に飲んでみるといいですね。
黒豆茶に期待できるメリット4. 便秘を改善する
黒豆茶を飲むと食物繊維を摂取できるため、便秘改善が期待できます。できるなら煮出した後の黒豆も一緒に摂取するとさらに効果的です。
また、便秘改善には水分をたくさん摂ることが大切ですが、黒豆茶なら水分も一緒に摂ることができるのでとてもおすすめです。ノンカフェインでもあるので、安心ですね。
便秘改善には腸をしっかりと動かしてあげましょう。腸の働きは朝が一番活発なので、黒豆茶を朝の時間に飲むと効果的です。
黒豆茶に期待できるメリット5. PMSや更年期の予防
黒豆に含まれている大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンに構造が似ているため、エストロゲンと同じような働きをすることが分かっています。
これは女性特有のPMS(月経前困難症)や閉経後の更年期の症状を予防することにも効果的です。
黒豆茶に期待できるメリット6. むくみを改善する
むくみは体内に水分を溜めこみ、うまく排泄できないことにより起こる症状。アルコールや塩分などの摂りすぎや、運動不足により血液がうまく流れないことなどが原因です。
黒豆茶に含まれるカリウムは、体内の過剰なナトリウムを尿と一緒に排出して、むくみを解消してくれる作用があります。利尿作用が高いので、体内の老廃物が排出されて新陳代謝を促すというわけです。
※本記事は黒豆茶に期待できる6つの効能。飲みすぎによる副作用や、効果的な飲み方[管理栄養士監修]の一部を抜粋し、再編集したものです。
監修・執筆者プロフィール
あんしん漢方 管理栄養士
小原 水月
管理栄養士・健康食育シニアマスター。社員食堂で300以上の料理を修得、ダイエット合宿所・特定保健検診の業務に携わり600人以上の食事と生活習慣改善を個別サポート。自身の出産後の体調不良から食事と漢方で体調改善/増進の経験を生かし、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。「心も体も食べたものだけで作られる」をモットーに簡単で時間もお金もかけずに元気になれるレシピを発信中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
<Edit:編集部>