ヘルス&メンタル
2025年1月17日
冬季うつ対策、効果があった方法は?3位「睡眠」、2位「陽の光を浴びる」…1位は? (2/2)
1位は「体を温める」こと
もっとも効果があった取り組みは、お風呂やカイロを持ち歩くなど「体を温める」ことでした。
公認心理師の藤本志乃先生は、以下のようにコメントしています。
冬は日照時間の減少に伴いセロトニンやドーパミンなどうつに関係する脳内神経伝達物質が減ることから、うつ症状を呈する人が増えると言われています。認知行動療法という理論の中では、このようなうつ症状に対して「行動活性化」が有効だとされています。
行動活性化とは、ちょっとした喜びや達成感が得られそうな様々な行動を試すことでうつ気分から脱することができると言われる方法です。
実際、AIを利用することで、感謝の気持ちや絆が生まれるといったような研究もあり、AIに話しかけ、コメントがもらえる、会話ができることがちょっとした喜びや安心感となり、それが行動活性化の1つの要素となっていくことで、うつ気分やうつ症状が改善していく可能性があるのではないかと考えられます(藤本先生)
関連記事:なぜ冬は「心の不調」が起きやすいのか?幸せホルモン“セロトニン”を作る6つの方法
【調査概要】
調査名称:冬季うつや冬特有の気分の落ち込みに関するアンケート
調査機関:株式会社Awarefy
調査対象:自社サービス登録者のうち、冬季うつや冬特有の気分の落ち込みがある人
調査方法: Webアンケート
調査日:2024年1月24日
有効回答数:482件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります
<Edit:編集部>
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