
ヘルス&メンタル
2025年3月9日
中途覚醒に悩む人が「してはいけないこと」とは?睡眠の専門家監修 (2/3)
中途覚醒に悩む人が避けるべき生活習慣
食事以外にも、日中の行動や寝る前の習慣が、中途覚醒に影響を与えている可能性があります。どのような生活習慣に注意するべきか見ていきましょう。
寝る直前のスマホ・パソコン
ブルーライトが脳を刺激し、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を抑制します。寝る前に仕事をしてしまうのも、仕事モード(交感神経の活性化)につながり、覚醒してしまいます。
就寝1時間前からはデジタルデトックスを心がけるか、ブルーライトカットやナイトモードにして、画面の明度を下げ、ゆったりと癒されるコンテンツにしましょう。
ただし、絶対にやってはいけないこととして、双方向なやり取りが発生してしまうSNSやゲーム、刺激的な情報が多いショート動画などは観ないようにしましょう。
就寝前の激しい運動
激しい運動は交感神経を活性化させ、リラックスを妨げます。
軽いストレッチやヨガにとどめ、寝る90分前には運動を終了させておくことで、副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。
昼間にほとんど動かない、デスクワークが多い
日中の活動量を増やすと、ぐっすり眠れる可能性が高くなります。物理的に肉体を疲れさせるのです。ジムや宅トレ、公園で遊んだり散歩、ショッピングで歩くなどでも試してみて下さい。
また、夕方は1日のうちでもっとも深部体温が上がる時間帯。この時間帯に、デスクワークであれば、姿勢を正しながら仕事をしたり、かかとの上げ下げ運動など、下半身の筋肉(特にふくらはぎ)を鍛える運動を取り入れるようにしてみましょう。
朝が遅い、長い昼寝をした
毎日の寝る時間や起きる時間がバラバラだと、体内時計が乱れ、中途覚醒を引き起こしやすくなります。
体内時計を整える時に一番意識したいことが、「朝起きる時間をそろえる」ということです。就寝時間をそろえるよりも、起床時間を一定にすると、体内時計が整いやすくなります。