
ウェルネスフード
2025年6月20日
よく食べてるわ…自律神経の乱れを招く「控えたい食べ物」とは (2/2)
3. カフェインを多く含む飲食物(コーヒー・エナジードリンクなど)
カフェインは交感神経を刺激し、覚醒作用をもたらします。適量であれば問題ありませんが、摂りすぎや夕方以降の摂取は自律神経のリズムを乱す原因になります。
午後以降のカフェイン摂取は避け、カフェインレスコーヒーに切り替えるのがおすすめ。
Q.編集部員のギモン「緑茶とかもカフェインを含むけど自律神経に悪いの?」
緑茶もカフェインを含むため、夕方以降に飲むと自律神経を刺激し、睡眠の質に悪影響を与える可能性があります。ただし、リラックス成分のテアニンも含まれており、朝〜昼に1〜2杯程度であれば、自律神経のバランスを整える助けになると考えられます。
4. 冷たい食べ物・飲み物
冷たいものが胃腸を直接冷やすことで、胃腸の血流が低下し、体温調整や内臓機能の維持のために自律神経がフル稼働することに。このような状態が続くと、バランスが乱れやすくなるといわれています。
常温〜ぬるめの飲み物やスープなど、体を内側から温める食事を意識してみましょう。
監修者プロフィール
安江千尋
天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック院長。
防衛医科大学校卒業後、同大学病院、自衛隊病院を経て、がん研有明病院にて下部消化管内科副医長として勤務。2024年、大阪・天王寺に消化器内視鏡専門クリニックを開院。大腸がんの予防・早期発見に取り組む一方、便秘・過敏性腸症候群など、自律神経の影響を受けやすい機能性疾患にも多く関わる。生活習慣や食事、ストレスとの関連を踏まえた総合的な診療を心がけている。
<Edit:編集部>
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