
「汗拭きシートを使うとワキガになる」って本当?なぜか脇の匂いがきつくなったのですが… (2/2)
体臭は生活習慣に大きく左右される
体臭はケアだけでなく、日々の生活習慣にも大きく左右されます。
食事・入浴・睡眠を見直すことで、体の内側から匂いを抑えることが可能です。ここでは無理なく取り入れられる、3つの習慣改善のポイントをご紹介します。
食生活の見直し
にんにくや香辛料、アルコール、肉類を摂りすぎると、体臭が強まることがあります。一方で、大豆製品や野菜、さつまいもなどの植物性タンパク質を中心にした食事は、匂いの予防につながります。
「最近ちょっと匂いが気になる」と感じる人は、まずは夕食から軽めに見直してみるのもおすすめです。
入浴で汗と皮脂をリセット
シャワーだけで済ませがちな人は、ぬるめのお風呂(38〜40℃)に10〜15分浸かる習慣を。
湯船につかることで毛穴が開き、汗や皮脂、古い角質をしっかり落とすことができます。リラックス効果もあるので、ストレス臭の予防にもつながりますよ。
睡眠で体を休める
眠れない日が続くと、体臭がきつくなることも。これは、疲労やストレスが溜まるとホルモンバランスが崩れ、匂い物質が増えるためです。
- 1日6〜7時間の睡眠を目安にする
- 寝る直前のスマホやカフェインは控える
こうした工夫だけでも、翌朝のすっきり感や匂いの変化を感じやすくなります。
汗拭きシートはワキガに関係ない
「汗拭きシートを使うとワキガになる」という噂は誤解であり、汗拭きシートが直接の原因になることはありません。
ただし、同じシートを繰り返し使うなど誤った使い方をすると雑菌が繁殖し、匂いがきつくなることがあります。また、汗は無臭でも皮脂や細菌と混ざることで匂いが生じ、生活習慣やストレスもその強さに影響します。
わきの匂いを抑えるには、こまめに汗を拭く・通気性の良い服を選ぶ・外出前にシャワーを浴びるといった基本ケアが重要です。さらに、食事・入浴・睡眠など生活習慣を整えることで、体臭は改善しやすくなります。
監修者プロフィール
徳満友美
株式会社Luce/健康検定協会。日本エステティシャン協会認定フェイシャルエステティシャン大手エステティックサービスの提供、技術営業指導員を経て、化粧品、健康食品会社にてスタッフ育成、その後美容皮膚科にて運営、企画を行う。株式会社Luceでは健康、医療情報メディカルアカデミーを担う。
<Edit:編集部>
※本記事は、mocobe(モコビ)で掲載されていた記事を、MELOS編集部が内容を精査・加筆のうえ再構成したものです。