
幸せホルモン「セロトニン」を増やす、最強朝食メニューとは? (3/3)
朝食+αで、セロトニン分泌をもっと促すには?
食事に加えて、セロトニンを増やすためにぜひ習慣にしてほしいのが、「朝日を浴びること」と「リズム運動」です。
起きてすぐカーテンを開けて、ベランダに出て深呼吸する。たった数分でも光を浴びることで、脳がセロトニンを分泌しやすくなります。
もし曇っていても、外の光は室内の照明よりはるかに明るいです。そのため、曇りでも外に出れば脳は「朝が来た」としっかり認識し、セロトニンや体内時計のリセットにつながります。
カーテンを全開にして窓際で準備するのもいいですね。
また、リズム運動(ウォーキング、軽いスクワット、ラジオ体操など)もセロトニンを活性化することが分かっています。
たとえ5分でも、動くことで目が覚め、心が安定していくのを実感できるはずです。
参考資料
『セロトニン欠乏脳 −キレる脳・鬱の脳を鍛え直す−』有田秀穂, Health and Behavior Sciences 3 (2), 2005, 123-129
『セロトニン分泌に影響を及ぼす生活習慣と環境』小西 正良,吉田 愛実 大阪河﨑リハビリテーション大学紀要 5 11-20, 2011-03
監修者プロフィール
神谷町カリスメンタルクリニック院長
松澤 美愛先生
東京都出身。慶應義塾大学病院初期研修後、同病院精神・神経科に入局。精神科専門病院での外来・入院や救急、総合病院での外来やリエゾンなどを担当。国立病院、クリニック、障害者施設、企業なども含め形態も地域も様々なところで幅広く研修を積む。2024年東京都港区虎ノ門に「神谷町カリスメンタルクリニック」を開業、院長。精神保健指定医/日本精神神経学会/日本ポジティブサイコロジー医学会
URL https://charis-mental.com/
InstagramURL https://www.instagram.com/charismentalclinic
<Edit:編集部>