「自律神経が乱れている人の顔つき」とは?自律神経失調症で見られる表情の特徴
ライフスタイル
2025年11月17日

「自律神経が乱れている人の顔つき」とは?自律神経失調症で見られる表情の特徴 (2/3)

顎の食いしばりで下顔面が固い

自律神経の乱れは、顎周りにも大きな影響を与えます。特に睡眠中や集中しているときに、無意識に歯を食いしばってしまう人が多いのです。

この食いしばりが続くと、咬筋(こうきん)という顎の筋肉が発達して、エラが張ったように見えることがあります。また、顎関節症を引き起こし、口を開けにくくなったり、顎が痛んだりすることも。

朝起きたときに顎が疲れている、歯科医から歯のすり減りを指摘されたという場合は、自律神経の乱れによる食いしばりが原因かもしれません。

血色の乱れ「蒼白・赤ら顔・むくみ」

自律神経は血管の収縮・拡張をコントロールしているため、その乱れは顔色に直接影響します。

交感神経が優位になりすぎると血管が収縮し、顔が蒼白になったり、青白く見えたりします。逆に、血管が過度に拡張すると、顔が赤らんだり、のぼせたような状態になることも。

また、血流やリンパの流れが滞ると、顔がむくみやすくなります。朝起きたときに顔がパンパンに腫れぼったい、夕方になると顔がたるんで見えるといった変化も、自律神経の乱れが関与している可能性があります。

肌のくすみや、部分的に赤みが出るといった不均一な血色も特徴的です。

反応が遅く「無表情」に見える

自律神経が乱れると、心身の反応速度が低下することがあります。その結果、表情の変化が乏しくなり、無表情に見えることがあるのです。

話しかけられても反応が遅い、笑顔を作るのに時間がかかる、感情表現が乏しくなったと感じる場合は注意が必要です。これは脳の疲労や、神経伝達の不調によるもので、決して性格の問題ではありません。

「ぼんやりしている」「覇気がない」と言われることが増えたら、自律神経の状態をチェックしてみましょう。

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左右差が目立つ「片側だけ下がる・こわばる」

顔の左右で表情が異なる、片側だけ口角が下がっている、片方の目だけが小さく見える。こうした左右非対称も、自律神経の乱れによって起こることがあります。

筋肉の緊張バランスが崩れると、顔の片側だけに力が入ったり、逆に弛緩したりすることがあります。また、血流の偏りによって、片側だけ血色が悪くなることも。

ただし、突然の顔の左右差や顔面麻痺のような症状は、脳梗塞などの重大な疾患の可能性もあります。急激な変化があった場合は、すぐに医療機関を受診してください。

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