2023年7月11日

「暑さでイライラ」「夏は具合悪くなる」そんな人がやりがちな“夏のNG習慣” (1/2)

7月に入り、さっそく驚異的な暑さに参っている人も多いのでは。気象庁も「全国的に気温は平年並みか高くなる見込み」と発表し、日本列島では体温並みの気温を記録しています。

暑さの影響で、だるさや睡眠不足を感じたり、それによってストレスが増幅している方も多いのではないでしょうか。今回は夏に起きやすい心身の不調、夏バテについてニュースレターをお届けします。監修は全薬販売学術担当の武田氏です。

夏のイライラ、体調不良が起きやすい人の特徴

気温差が激しい環境にいる人

 「気温差」による自律神経の乱れが夏バテの一因として挙げられます。

夏季は昼間の冷房環境と外の暑さ、そして夜間の冷房環境との温度差が大きくなるため、自律神経系に負担がかかります。このような環境下で過ごすことで体調不良が生じることがあります。

水分不足、栄養不足の人

暑さにより多くの汗をかくため、水分やミネラルが体内から失われやすくなり、脱水症状を引き起こす危険性があります。

また、屋内外の気温差による自律神経の乱れは、胃酸の分泌を増加させ、胃腸の調子を乱すことがあります。その結果、食欲が減退し、栄養不足になることも。

これらの要因が重なることで夏バテ症状が現れることがあります。

睡眠不足の人

暑さによる眠りにくさや寝苦しさで、十分な睡眠が確保できない場合があります。寝不足は疲労回復を妨げ、疲れが蓄積しやすくなるため、夏バテの症状を引き起こすことがあります。

また、エアコンを低温設定にしすぎて寝ると体が冷えすぎる可能性もあり、適切な温度設定で快適な睡眠環境を整えることが重要です。

では、上記はどのように対処するとよいのでしょうか。

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