ウェルネスフード
2026年7月21日
麦茶を飲み過ぎるとどうなる?胃や肝臓への影響と意外なデメリット (2/4)
「麦茶は肝臓に悪い」は本当?
「麦茶は肝臓に悪い」という噂を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし通常の飲み方をしている限り、この噂を裏付ける確かな医学的根拠はありません。
この噂の背景にあるのが、「アクリルアミド」という物質です。アクリルアミドは、穀類やいも類などを高温で焼いたり炒めたりする過程で生成される成分で、コーヒー豆やほうじ茶葉、炒った大麦を原料とする麦茶などにも含まれることが確認されています。
大麦を焙煎してつくる麦茶は、その製造工程上、緑茶や紅茶と比べてアクリルアミドの含有量がやや多いことが、農林水産省の調査でも報告されています(※1)。

国際がん研究機関はアクリルアミドを、人に対しておそらく発がん性があるとされる区分に分類していますが、この分類は主に動物実験の結果にもとづくものです。日常的に麦茶を飲む程度の量で、人の健康に直ちに影響が出るとは考えられていません(※2)。実際に農林水産省も、通常の茶類の飲み方をすぐに変える必要はないという見解を示しています。
つまり、「肝臓に悪い」というよりは、「他の食品と同じように、極端に偏った摂り方をしなければ心配しすぎる必要はない」というのが実態に近いといえます。
気になる方は、長時間煮出すのではなく、水出しで作る方法を選ぶと、アクリルアミドの抽出量が変わる可能性があります。
参考資料
(※1)農林水産省 食品中のアクリルアミドに関する情報
(※2)厚生労働省 食品安全委員会 加工食品中のアクリルアミドについて
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