トマトジュースを毎日飲むとどんな効果がある?1日1本飲み続けた結果のメリット・デメリット (2/3)
リコピンの摂取をサポートできる
リコピンは、トマトの赤色をつくるカロテノイドの一種で、抗酸化作用を持つことで知られています。リコピンには国が定めた1日の推奨量や目安量はありませんが、トマトジュースはリコピンを手軽に摂取できる食品の一つです。
含有量は商品によって異なりますが、200mL程度のトマトジュースでまとまった量のリコピンを摂取できる商品もあります。
また、加工されたトマトは、生のトマトに比べてリコピンを体内で利用しやすい場合があります。毎日の食生活に無理なく取り入れやすいこともトマトジュースのメリットです。
野菜不足を補う手段になる
厚生労働省は1日350g以上の野菜摂取を推奨していますが、実際には不足している方も少なくありません。
トマトジュースは生野菜の完全な代わりにはなりませんが、忙しい日の栄養補給として活用することで、野菜由来の栄養素を補いやすくなります。
満腹感を得やすく間食のコントロールに役立つ
トマトジュースには、商品によって食物繊維も含まれています。食事の前にコップ1杯を飲むことで、ある程度の満腹感につながり、食べ過ぎや間食を控えるきっかけになることがあります。
肌の健康をサポート
リコピンには、紫外線を浴びることで発生する活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があるとされています。
さらに、トマトジュースにはビタミンCやビタミンEも含まれており、これらの抗酸化成分をあわせて摂取できることから、肌や血管の健康維持をサポートする飲み物として期待されています。
血圧が気になる人の健康習慣にも
トマトジュースに含まれるGABAやカリウムは、血圧との関連で注目されている成分です。
カリウムには体内の余分なナトリウムの排出を助ける働きがあり、GABAには正常高値血圧の人の血圧を下げる機能が報告されています(※2)。また、リコピンを含むトマトジュースを継続摂取した人で、血管機能の改善がみられたとする研究も報告されています (※3)。
ただし、トマトジュースだけで血圧が改善するわけではなく、適度な運動やバランスのよい食事と組み合わせることが大切です。血圧が気になる方は、食塩無添加タイプを選ぶようにしましょう。
ただし、腎機能が低下していてカリウム制限を指示されている方は、トマトジュースの摂取量に注意が必要です。
(※2)厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
(※3)カゴメ株式会社「トマトジュースの継続摂取と血管機能改善」
肝臓の健康との関連も研究されている
トマトにはリコピンのほか、13-oxo-ODAなど脂質代謝との関連が研究されている成分も含まれています。
13-oxo-ODAについては、動物実験で肝臓への脂肪蓄積を抑える可能性が報告されていますが、人での有効性については十分に確立されておらず、さらなる研究が必要です。(※4)
また、トマトジュースを飲むだけで脂肪肝を予防・改善できるわけではありません。肝臓の健康を考える場合は、体重管理や適度な運動、バランスのよい食事など、生活習慣全体を整えることが重要です。
とくに糖類が添加された飲料を大量に摂取すると、糖質やエネルギーの過剰摂取につながる可能性があります。トマトジュースを選ぶ際は、原材料や栄養成分表示を確認するとよいでしょう。
実は気になるデメリットも。1日1本飲み続ける場合の注意点
多くのメリットが期待できるトマトジュースですが、飲み方や選び方によっては注意したい点もあります。










