トマトジュースを毎日飲むとどんな効果がある?1日1本飲み続けた結果のメリット・デメリット (3/3)
塩分・糖分の摂取量に注意が必要
食塩が添加されているトマトジュースには、コップ1杯あたり0.6g程度の塩分が含まれていることがあります。これは女性の1日の塩分目標量のおよそ1割にあたるため、何本も飲むと塩分過多につながる可能性があります。
また、トマトにも糖質が含まれているため飲みすぎれば糖質やカロリーの摂り過ぎにもつながります。血圧や血糖値が気になる方は、食塩無添加タイプを選びましょう。
商品によって栄養成分に差がある
リコピンやGABA、カリウムなどの含有量は、使用するトマトの品種や原料、製造方法などによって商品ごとに異なります。そのため、「濃縮還元」「ストレート」といった製法だけで栄養価を判断するのではなく、パッケージに記載されている栄養成分表示を確認することが大切です。
リコピンやGABAを意識して摂りたい場合はそれぞれの含有量を、血圧が気になる場合は食塩相当量などを確認し、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
トマトジュースの栄養を上手に摂る飲み方
リコピンは脂溶性の成分であるため、適量の油脂と一緒に摂ることで体内に吸収されやすくなります。
たとえば、オリーブオイルを少量加えたり、油を使った料理と組み合わせたり、スープや煮込み料理にトマトジュースを活用したりするのもおすすめです。
また、トマトジュースはそのまま飲むだけでなく、料理に取り入れることで日々の食事に無理なく活用できます。飲む温度については好みに合わせて構いません。

朝・昼・夜いつ飲むのが効果的?トマトジュースを飲むタイミング
トマトジュースは、いつ飲んでも一定の健康効果が期待できますが、目的によっておすすめのタイミングが異なります。
リコピンの吸収率を重視するなら、朝がおすすめです。朝に摂取した場合にリコピンが効率よく吸収されたとする研究があります(※5)。朝食と一緒に取り入れることで、無理なく習慣化しやすいのもメリットです。
一方、GABAによるリラックス効果や、睡眠の質を意識する場合は、夜に飲むのもひとつの方法です。目的に応じて、自分の生活リズムに合ったタイミングを選んでみてください。
より重要なのは、リコピンが脂溶性なので、朝・昼・夜という時間帯よりも、脂質を含む食事と組み合わせることです。また、継続して取り入れやすい時間を選ぶことも大切です。
(※5)カゴメ株式会社「朝にトマトジュースを飲むと機能性成分“リコピン”が 効率的に吸収されることを“ヒト試験”で確認 」
トマトジュース、毎日飲んでいい? 1日の目安量はどのくらい?
トマトジュースは、1日1本(200ml程度)を目安に飲むのであれば、健康な方にとって基本的に問題ありません。リコピンの摂取目安量もこの量でおおむね満たすことができ、塩分や糖質の摂り過ぎも避けやすい量です。
ただし、腎臓の機能が低下している方や、カリウムの摂取制限を指示されている方、透析を受けている方は、自己判断で毎日飲み続ける前に、必ず主治医や管理栄養士に相談するようにしてください。
監修者プロフィール
たいや内科クリニック
管理栄養士 林 安津美(はやし あつみ)さん
大学卒業後、JAあいち厚生連で37年にわたり病院の管理栄養士として勤務。その間、豊田厚生病院・安城更生病院の技師長として17年間在籍。2022年5月よりたいや内科クリニックへ入職。病態栄養専門管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・腎臓病療養指導士・がん病態栄養専門管理栄養士・和漢薬膳師等の資格を活かし、患者さんの思いを聴き・応え、患者目線でテーラーメイドの医療を届けるよう心掛けている。
<Text:外薗 拓 Edit:編集部>











