毎日サウナに入るとどうなる?痩せる?1週間〜1ヶ月の変化 (2/3)
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サウナで期待できる効果
サウナによる温熱刺激は、血流や体温、心拍数などに変化をもたらします。実際に報告されている研究結果をもとに、サウナで期待できる効果を見ていきましょう。
血流が増加し、体が温まりやすくなる
2024年に発表された研究では、若年者と中年者が80℃のサウナに40分間入ったところ、腕や脚の動脈の血流が増加したことが確認されました。 研究では、サウナによる温熱刺激が血流や血管に与える影響が示されています。
体が温まることで、手足の冷えが一時的に和らいだり、すっきりした感覚を得たりする人もいます。ただし、サウナによって冷え性そのものが改善すると断定できるわけではありません。
疲労回復をサポートする可能性
2012年に発表された千葉大学の研究では、運動後に10分間のミストサウナを利用したところ、皮膚血流や筋肉への酸素供給に関わる指標が増加し、筋疲労からの回復を促す可能性が示されました。
ただし、一般的なドライサウナではなくミストサウナを用いた小規模な研究です。サウナに入れば疲労が必ず取れるという意味ではなく、疲労回復をサポートする可能性がある程度に捉えておきましょう。
リラックス感や睡眠への影響
2019年に発表された482人のサウナ利用者を対象とした調査では、83.5%がサウナ利用後に睡眠面でのメリットを感じたと回答しました。 また、サウナを利用する主な理由として「リラックス・ストレス軽減」も多く挙げられています。

ただし、これはサウナ利用者へのアンケート調査であり、サウナによって睡眠の質が改善すると因果関係を証明した研究ではありません。
関連記事:サウナで“爆睡度”が上がるってホント?快眠効果を得るための入り方
サウナ後に血圧が低下することも
2024年に発表されたメタ解析では、健康な成人を対象とした6つの研究を分析した結果、サウナ利用後に拡張期血圧が低下する傾向が報告されました。 一方、収縮期血圧については明確な低下は確認されておらず、研究間のばらつきも大きい結果でした。
そのため、「サウナに入れば高血圧が改善する」と考えるのは適切ではありません。また、サウナ後の血圧低下によって立ちくらみやめまいを感じることもあるため、急に立ち上がらないなど注意しましょう。
心血管系の健康との関連も研究されている
2015年に発表されたフィンランドの研究では、42〜60歳の男性2,315人を約20年間追跡した結果、サウナを週4〜7回利用していた人は、週1回の人と比べて心血管疾患による死亡リスクなどが低い傾向が報告されました。
ただし、これはサウナの利用習慣と健康状態との関連を調べた観察研究です。サウナに頻繁に入ること自体が、心血管疾患による死亡リスクを下げると証明したものではありません。
認知症リスクとの関連も研究されている
サウナ習慣と認知症リスクとの関連を調べた研究もあります。
2020年に発表されたフィンランドの研究では、30〜69歳の男女13,994人を最長39年間追跡した結果、月9〜12回サウナを利用していた人は、月0〜4回未満の人と比べて認知症の発症リスクが低い関連がみられました。
また、フィンランドの中年男性2,315人を約20年間追跡した別の研究でも、週4〜7回サウナを利用する人は、週1回の人と比べて認知症やアルツハイマー病の発症リスクが低い関連が報告されています。
ただし、いずれもサウナの利用習慣と認知症リスクとの「関連」を調べた観察研究です。サウナに入ることで認知症を予防できると証明されたわけではありません。
毎日サウナに入るデメリット・注意点
毎日サウナを利用する場合は、脱水や血圧の変動など、体への負担にも注意が必要です。また、髪や肌への影響や、持病がある方が注意したいポイントもあります。毎日利用する前に、考えられるデメリットを確認しておきましょう。
大量発汗による脱水・電解質不足に注意
サウナでは大量に汗をかくため、脱水に注意が必要です。汗とともに水分だけでなく、ナトリウムなどの電解質も失われます。
水分や電解質が不足すると、めまいや倦怠感、頭痛、筋肉のけいれんなどの症状が現れることがあります。サウナの前後や休憩中にはこまめに水分を補給し、汗を多くかいた場合は、スポーツドリンクなど電解質を含む飲料を活用するのもひとつの方法です。
急激な血圧変動に注意

高温のサウナ室と水風呂を行き来すると、血管が拡張と収縮を繰り返し、血圧が大きく変動します。健康な方であれば問題になりにくいものの、立ちくらみやめまいの原因になることがあります。
「サウナ依存」に注意
「ととのう」感覚を求めて、サウナの利用頻度が増えたり、長時間の利用を繰り返したりする「サウナ依存」が話題になることもあります。
ただし、「サウナ依存」は医学的に確立された診断名ではありません。 サウナに入らないと落ち着かない、体調が悪くても入りたくなるなど、サウナを優先して無理な利用を続ける場合は注意が必要です。
髪の乾燥・ダメージに注意
サウナの高温・乾燥した環境では、髪や頭皮も熱にさらされます。髪の乾燥やパサつきが気になる場合は、長時間の利用を避けることが大切です。
髪への熱が気になる場合は、サウナハットなどで頭部を覆い、直接高温にさらされにくくする方法もあります。
肌の乾燥・肌荒れに注意
サウナでは大量に汗をかき、肌が高温にさらされるため、利用後に乾燥やつっぱりを感じることがあります。特に乾燥肌の方や、サウナ後に肌荒れを感じやすい方は注意が必要です。
サウナ後は汗を洗い流し、化粧水や乳液などで保湿しましょう。熱いシャワーや洗浄力の強い洗顔料なども肌への刺激になることがあるため、肌の状態に合わせてケアすることが大切です。
持病がある方はサウナ利用に注意
サウナでは体温や心拍数が上昇し、血圧も変動します。そのため、心血管疾患などの持病がある方は注意が必要です。
また、治療中や服薬中の方も、病気の状態や薬の種類によってサウナ利用が適さない場合があります。サウナを利用してよいか不安がある場合は、事前に主治医へ相談しましょう。
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