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焼酎を焼き鳥で呑みたい!【スポーツマンのための酒&ツマミの選び方 #2】

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 酒を飲むことで起きる脱水、疲労回復の遅れ、体脂肪アップなどの症状を見ると、スポーツマンなら酒は控えた方がいいと考えるのは当然。でも、なかには「そんなこと知るか! スポーツを楽しみつつ酒も飲みたいんじゃ!」という方もいるのでは?

 そんな飲兵衛なスポーツマン&スポーツウーマンが居酒屋でチョイスしたいメニューをご提案するこのコーナー。第2回は焼き鳥屋にて、焼酎に合わせたいつまみを紹介します。


 今回は、西武新宿線・新井薬師駅近くにある焼き鳥屋さん「鳥テル」さんにご協力いただきました。奄美大島出身のご兄弟が営まれている、アットホームな雰囲気が魅力的なお店です。なんと内装は自分たちの手で行ったそう。

 おつまみメニューは正統派の焼き鳥屋さんといった様子で、数こそ多くないものの、どれもとっても美味しそう。いや〜、どれにするか迷うな〜。


「焼酎うま〜!」

 つぼみ先生、今日もいい感じですね。さっそくですが、焼酎に合わせるつまみのポイントを教えてください。

「焼酎はカロリー低いけれど、アルコール度数は高めです。胃へのダメージも少なからずあるので、そこを補えるつまみを選びたいですね」

▲店主おすすめの奄美大島の蔵元がつくった黒糖焼酎「まんこい」の水割りを頼みました。ウイスキーのような芳醇な香りがたまりません

 一品目はなにがいいですか?

「すでに『もずくキムチ』を頼んでいますよ〜」

▲もずくのツルっとした食感とキムチのピリ辛味の組み合わせがGood

「もずくに含まれているヌメリ成分は胃の粘膜を守ってくれる役割があります。アルコール度数の高い焼酎を飲む前に、ぜひ食べておきたい食材ですね。また、発酵食品であるキムチに含まれている酵素がスポーツ後の体の疲れをとってくれますよ」

▲さっぱりとした味わいが蒸し暑くなるこれからの季節にぴったり

 2品目は「キュウリとササミの梅肉和え」を頼みました。キュウリとササミに甘酸っぱい梅肉が絡んだ爽やかな一品です。

「スポーツをした後は心拍数が上がっているので、お酒を飲むと酔いがまわるのが早くなります。体を冷やす効果があるキュウリを食べて、体を落ち着かせておくとよいでしょう。また、梅が含むナイアシンという成分はアセトアルデヒドを分解してくれるので、二日酔い防止にもぴったり。本格的にお酒を飲み始める前に食べておきたいメニューですね」

▲左が砂肝(塩)、右がササミ(柚子こしょう)

 串がやってまいりました。どちらもムチムチっとして美味しそう……!

「ササミは鶏胸肉に次いで高タンパク質で低カロリーなので、ダイエット中だったり、筋肉を育てたい方にはかかせない食材です。しかも、イミダペプチドという成分を含んでいて、疲労回復にとっても効果的なんです。さらに、焼き鳥の中ではナイアシンをいちばん含んでいるので、こちらも二日酔い防止に効果的です。砂肝はセレンというミネラルを含んでいて、老化防止に効果的ですよ。ところで、ここのササミめちゃくちゃおいしい……!」

▲ササミのおいしさを噛みしめるつぼみ先生

▲左からミニトマト、肉付きナンコツ

 ササミのおいしさにしばらく浸っていると、次の串がやってきました。

「トマトはリコピンという成分を含んでいて、紫外線で傷ついた肌を癒してくれる効果があります。美しい肌づくりをサポートしてくれるので、ジョギングなど、外でスポーツを楽しむ方にはぜひ食べていただきたいです。ナンコツにはコラーゲンが含まれていて、こちらも美肌づくりをサポートしてくれます。肉つきの場合は、もも肉を頼むよりこちらを頼んだ方がカロリーが低いですし、栄養もとれるのでおすすめです!」

▲レバー(ごま油)

「レバーはB2、B6、B12などビタミンの宝庫で、鉄分も多く含んでいる食材です。スタミナをつけたいときにぴったりですよ。しかも、砂肝以上に老化防止効果のあるセレンをたっぷり含んでいます」

▲たっぷり注がれた鶏の出汁はコク深い味わいで、ご飯と組み合わせる無限に食べられる一品

 最後はシメに、お店の名物「鶏ダシ飯」をお願いしました。お茶漬け感覚でサラサラ食べられる一品です。

「体を絞りたい、体をつくりたいという人はカロリーを気にして炭水化物を抜いてしまいがちですが、体を動かすエネルギーのもととなるので、しっかり摂取してほしい食べ物なんです。さらに、筋肉をつけるには炭水化物が持つ糖分の摂取が必要になってきます。今回、焼き鳥でタンパク質をしっかり摂れたので、シメにご飯を食べれば栄養的にばっちりですよ」

 最近はどこのコンビニでもサラダチキンが販売されているほど、鶏肉の栄養は注目されています。タンパク質豊富なことに加え、選ぶ部位によっては低カロリーとうれしいポイントがいっぱい。焼き鳥屋さんは鶏肉をメインで提供してくれるので、スポーツマン&スポーツウーマンにうれしいメニューがそろっていることがわかりました。

 罪悪感なく飲めるつまみを学んだところで、さっそく焼酎×焼き鳥のマリアージュを楽しんでみてはいかがでしょうか? 「鳥テル」さんのササミ、本当におすすめですよ!

■取材協力
店名:鳥テル(とりてる)
住所:東京都中野区新井5-23-6富士ビル1F
電話:03-3388-4647
定休日:火曜、最終月曜
営業時間:17:00〜0:00(L.O23:30)

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります

[プロフィール]
田村つぼみ 料理家/栄養士
1985年生まれ。栃木県出身。短大を卒業後、料理教室にて講師を務める。その後、料理研究家・浜内千波師匠のもとでアシスタントとして修業。現在、料理家として、書籍や女性誌を中心に活動中。また、カフェなど飲食業態のメニュー開発、店舗立ち上げプロデュース、料理教室ほかを精力的に行っている。MELOSでは「スポーツキッズのためのガッツリ飯」も好評連載中!
【公式HP】http://www.tsubomi-t-cooking.com/

<Text & Photo:服部桃子(アート・サプライ)>

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