ウェルネスフード
2020年7月27日

低温調理器「ボニーク」をレビュー。筋トレ民の味方・鶏むね肉を美味しく食べる方法&オススメレシピ (3/3)

[アレンジレシピ]手作りサラダチキンを5つの味にチェンジ

 ベースの味だけでなく、下記のような組み合わせでいろいろ味を変えて作るのもオススメです!!

①ハーブチキン(塩+白ワイン+ドライハーブいろいろミックス)
②ペッパーチキン(塩+酒+あらびき黒こしょう)
③中華味(塩+醤油+酢+ゴマ+ごま油少々+生姜+ネギやおろしにんにく)
④和風味(醤油+酒+みりん+しょうが)
⑤アジアン(ナンプラー+酒+レモン汁+パクチー)

「では最後にカンタンで栄養たっぷりのレシピを紹介します。鶏むね肉を美味しく食べることと、タンパク質の吸収率を高めることがポイントです」

 吸収率を高めるにはどうすればいいんですか?

「サラダもそうですが、タンパク質の吸収率を高めるビタミンを多く含む野菜と一緒に食べることで、効率よく摂取できます」

[オススメレシピ]トマトやパプリカのビタミンと抗酸化作用!鶏胸肉とトマト蒸し

<材料>
鶏むね肉(皮なし)…1枚(220g)
生姜…1かけ
トマト…1/2個
パプリカ(赤・黄)…合わせて約50g
エリンギ…50g
塩・黒こしょう…各小さじ1/2
パセリ・レモン…各適宜

<作り方>
1.鶏胸肉は大きめの一口大に切る(3~4センチ幅にぶつ切り)。生姜は太めの千切り、トマトとパプリカ、エリンギは一口大に切る。
2.密閉袋にすべての材料を入れてしっかりともむ。
3.空気を抜いて密閉する。
4.ボニークで62度&約30~40分加熱すればOK

 準備に10分、調理に20分でできちゃいましたね! これなら別の料理を作っているうちにボニークで1品できるってことですね。

「そうですね。火を使ってないのでこまめに確認しなくても安心そうです」

 柔らかい! しかもこれだけの調味料でしっかり味が出るんですね。なぜこんなに美味しくなるんですか?

「一緒に入れたきのこ類の旨味が出る温度が約60度。鶏むね肉と同時にゆっくり加熱されるので旨味が出ます。密閉袋なので旨味も栄養も逃がしません。特に鶏むね肉に含まれる疲れを和らげる成分イミダペプチドは流れやすいので。袋の中に残ったスープまでいただくことをおすすめします!」

 なるほど。栄養を閉じ込めるだけでなく、丸ごと食べる感じですね!

「この量ならば、鶏むね肉のタンパク質と野菜の食物繊維を1食で一気に200gずつ摂取できし、トレーニング後の空腹も満たしてくれます。お好みでレモンを絞って食べれば、吸収率をアップさせることができるので、ぜひお試しください」

 なかなか手ごわい食材と思っていましたが、鶏むね肉がここまで柔らかくジューシーに仕上がるとは。筋トレ民だけでなく、日常の調理に取り入れても便利かもしれません。

《関連サイト》
・ボニーク公式サイト
https://www.boniq.shop/

[プロフィール]
田村つぼみ/料理家・栄養士
短大卒業後、料理教室講師として勤め、料理研究家のアシスタントを経て独立。毎日の“ふだんごはん”を無理せず楽しく健康に! をモットーに、書籍や女性誌でのレシピ掲載を中心に活躍中。そのほか、飲食店や企業のメニュー開発、店舗立ち上げのプロデュースやCM制作などを行う。
【HP】https://www.tsubomi-t-cooking.com/
【Instagram】@tsubomi_tamura

<Text:松田政紀(アート・サプライ)/Photo:玉井幹朗>

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