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2021年7月6日

筋膜リリースとは?効果・正しいやり方を徹底解説|専門家監修:自宅でできる筋膜リリース #1 (3/3)

実践するときに意識したい4箇条。筋膜リリースの正しいやり方

[1]カラダのさまざまな方向へ解きほぐす意識で行なう

 全身のつながりを感じながらカラダの内側に意識を集中してじっくり、ゆっくり行なうのがポイント。

[2]気持ちよくカラダを伸ばして90秒〜3分間

 「痛気持ちいい」と感じるぐらいで、少なくとも90秒以上時間をかけてゆっくりとリリースします。最初は20〜30秒から慣らし、だんだん時間を伸ばしていきましょう。

[3]午前・午後・入浴後の1日3回を目標に

 できればこまめにカラダの緊張をリセットするのが理想。スキマ時間を見つけて1日3回のリリースを目指しましょう。入浴すると、筋膜が硬くなっている部分のヒアルロン酸が緩み、筋膜がほぐれやすくなります。

[4]リリース後は常温の水をコップ1〜2杯

 リリース後は、組織内に蓄積した有害物質や老廃物を流し去り、不快感を緩和するために常温の水をコップ1〜2杯飲みましょう。

ここは注意!覚えておきたい3つのポイント

[1]腕をあげたり、カラダをひねったりするリリースで、自分自身が「痛気持ちいい」と思う角度で行なう。痛さを我慢したり、勢いをつけてやったりしない。

[2]悪性腫瘍や動脈瘤、急性期のリウマチ様関節炎、全身あるいは局所感染などの病中、骨折治療中は筋膜リリースを控えましょう。

[3]筋膜リリースを試して痛みが取れなくなった、あるいは逆に痛みが悪化したという場合は病院へ。

<竹井仁監修:自宅でできる筋膜リリース>

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[監修者プロフィール]
竹井仁(たけい・ひとし)
医学博士・理学療法士・OMPT・FMT・GPTH.O.I. 筋膜リリース、筋膜マニピュレーションの日本第一人者。「正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書」(ナツメ社)、「肩こりの9割は自分で治せる」(イースト新書Q)、「疲れない体になるには筋膜をほぐしなさい」(誠文堂新光社)、「つけて寝るだけの肩こりケア!疲れとり手首ウォーマー」(KADOKAWA)、「ずっと自分の足で歩ける!筋膜リリース」(自由国民社)など著書77冊以上。さらに「ためしてガッテン」「世界一受けたい授業」など180本以上のテレビ出演や多数の雑誌にも取り上げられている。

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<Text : 京澤洋子(アート・サプライ)/Illustration : neee>

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