入浴剤って入れたほうがいい?疲労回復効果はある?お風呂博士に聞いてみた (2/2)
◆入浴剤自体の疲労回復効果とは
「入浴後の保温効果がやっぱり大きいですね。血液循環が続くことにもつながります。たとえばバスクリンの『きき湯 ファインヒート』は、炭酸ガスのほかにも硫酸ナトリウムといった温泉の成分が+αで入っていて温浴効果を高めてくれます。肌に付着してベールを作ってくれるのでカラダを冷やさない。保温効果が高いです。また、『薬用 ソフレ 濃厚しっとり入浴液』は入浴後もしっとり感が持続します。どちらも入浴後の効果も注目していただければと思いますね」(石川さん)
正しい入浴剤の使い方
「湯に溶かす量としては、1回分は200リットルのお湯に対して入れたときの効果を厚生労働省へ申請をして許認可を得ています。それ以外は特にありません。入浴剤を入れたすぐのタイミングがやっぱり香り立ちがいいので、香りを楽しみたい場合は入浴時に入れるといいです。もし、炭酸の発泡力をあげようと思ったら湯の温度は高いほうが発泡しますが、そのかわり溶存する炭酸がなくなるのも早いですね」(石川さん)
残り湯の再利用もOK
ちなみに、入浴剤を入れた前日の残り湯を再び湧かし直しても大丈夫とのこと。ただし、炭酸ガス系のものは、炭酸ガスの効果はなくなってしまうそうですが、ミネラルの部分は残るとのこと。
また、お湯の量が減っていたら、その減った分に入浴剤を追加してもOKだそうです。
プロフィール
石川泰弘(いしかわ・やすひろ)
博士(スポーツ健康科学)。温泉入浴指導員や睡眠改善インストラクターの資格を持ち、“お風呂博士”としてTVやラジオ、雑誌などに数多く登場。健康・スポーツとお風呂の関係や、効果的な入浴法などについて学校や自治体、他企業など全国各地で講演会も行なっている。サッカー好きで週末ランナーというスポーツ愛好家。著書に『バスクリン社員が教える究極の入浴術 お風呂の達人』(草思社)、『バスクリン社員が教える おうちでバスタイム』(ネコ・パブリッシング)、『バスクリン社員がそっと教える肌も腸も健康美人になる入浴術26』(スタンダードマガジン社)ほか共著、監修も多数
【バスクリン公式HP】https://www.bathclin.co.jp/
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※本記事はMELOSで公開された記事「入浴剤で疲労回復やリラックス効果を実感。疲れたカラダに効果的な入浴法をお風呂博士に聞いてみた」を再編集したものです。
<Edit:編集部/Text:京澤洋子(アート・サプライ)>