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入浴科学者が教える、心身を癒す【お風呂の入り方】3か条 (1/2)

 寒い時期はお風呂に浸かるのが気持ちいい。身体を清潔にするだけでなく、健康や美容のために毎日湯船に浸かっている人もいるでしょう。アツアツのお風呂にサッと入っているのか、ぬるめのお湯にゆったり浸かっているのか、皆さんの「お風呂の入り方」が気になるところです。

 今回は、リンナイ株式会社が全国47都道府県の20~60代の就業者男女計2,350名を対象に行った「入浴に関する意識調査」とともに、コロナ禍で疲れやすくなっているココロとカラダを癒す入浴法を、入浴科学者・早坂信哉先生の解説とともに学んでいきます。

何℃のお風呂に何分浸かってる?

 リンナイ調べによると、夜の入浴時の温度設定としてもっとも多かったのは40℃。次に41℃、42℃と続きます。多くの人が40~42℃のお風呂に浸かっているようですね。

 だいたい10~14分ほど浸かっている人がもっとも多く、次に15~19分、僅差で5~10分となりました。

 早坂先生によると、夜は40℃のお湯に10分ほど浸かるのがおすすめだそう。

「基本の入浴法は、夜は40℃で10分程度全身浴がおすすめです。朝はしっかり入浴すると体温が上昇してその後眠気がきますので夜よりは短時間での入浴がお勧めです。20分以上の長風呂派も多くのぼせ(熱中症)に注意が必要です。長風呂は健康効果が期待できません。額に汗が出ていたら、一旦浴槽から出る、と覚えましょう」(早坂先生)

お風呂は寝る何時間前までに入ればいい?

 なにかと忙しい現代人。調査によると、お風呂に入るのは寝る2~3時間という人が多いようですが、中には寝る1時間前~30分前にパパッと入っている人も少なくありません。

 お風呂に入るベストタイミングは人によって異なりますが、理想は寝る90分前が良いようです。

「良い睡眠に効果のあるお風呂ですが、タイミング的に残念な入り方をしている方がとても多く、理想の『就寝90分前入浴』を実行している人はわずかに1割でした。入浴時間を意識することで、もっと良い睡眠が取れます」(早坂先生)

 なお、夜の晩酌をした後にお風呂に入るのはNG。酔いが醒めてから入るようにしましょう。また、せっかくお風呂でリラックスをしても、出た後にまた仕事などをしてしまうのはもったいない。

「飲酒後にお風呂に入る人は2割もいました。入浴する場合は、しっかり酔いがさめてからが良いです。また、入浴後に再度仕事をしてしまうと、生活にメリハリがなくなり、慢性的な睡眠不足やいつも疲労がたまっている状態になります。 コロナ生活も長くなってきました。お風呂を上手に仕事と休息のOn-Offのスイッチに使いましょう」(早坂先生)

半身浴と全身浴、どっちがおすすめ?

 早坂先生が作成した、入浴知識を調べる全10問の簡易テスト「コロナ禍における入浴知識チェックテスト」。項目に対して〇と×をつける内容ですが、もっとも間違いが多かった項目は「半身浴の方がデトックス効果が高い」でした。

 半身浴は汗を出やすくして健康にいいイメージがありますが、体を温める目的としても発汗目的としても肩まで浸かる全身浴のほうが良いそう。

「全身浴のほうが発汗量が多く、体もより温まりやすいです。また、スキンケアのためやデトックス効果を期待してお風呂で汗だくになる必要はなく、ぬるめのお風呂に全身浴で短く入ったほうが良い効果が期待できます」(早坂先生)

 また、同チェックリストにもあるように、長く浸かればいいというわけでもなく、のぼせ(熱中症)を防ぐためにも10~15分程度で湯船から上がるのがベストとのことです。

 コロナ禍で緊張しがちな心身をほぐし、快眠へと導くお風呂の入り方も教えてもらいました。

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