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2023年2月16日

フォームローラーの効果的な使い方。いつ使うべき?トレーニングの前、それとも後? (2/2)

トレーニング後のクールダウンに効果的な使い方

クールダウンに関しては、研究者たちの論調は少しトーンダウンします。

疲労からの回復や筋肉痛の軽減にフォームローラーの効果は認められるものの、他の方法(静的ストレッチ、アイシングなど)と比べて格別に優れているわけではないそうです。

それでも、はっきりとした悪影響があると証明した研究も見られません。

ウォームアップとは異なり、クールダウンには時間をたっぷりとかけることができます。痛みのある個所もそうでない箇所も、全身をマッサージするような感覚でフォームローラーを使用してみましょう。

クールダウンでは、フォームローラーをやや強めに押してもよいと論文では述べています。

体験談:筆者の実体験では、激しいトレーニングをした後、痛みで思わずうめき声が上がるほどの強さでフォームローラーをじっくりと行うと、翌日以降の筋肉痛はほとんど消えています。もっとも、フォームローラーだけを行うわけではありませんので、総合的な感想となりますが……。

就寝前などにも活用するとよい

なお、ウォームアップでもクールダウンでもなく、就寝前などの時間にフォームローラーを使ってセルフマッサージを行うことも悪くはありません。

ある研究では、週に3回のフォームローラーのセッションを4週間続けた結果、柔軟性のテストに顕著な向上があったことが報告されています。

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参照文献:
*1
Effects of foamrolling on performance and recovery:A systematic review of the literature to guide practitionerson the use of foamrolling.
HendricksS.etal.,2019
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32507141/

[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
カリフォルニア在住。公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、コーチング及びスポーツ経営学修士(コンコルディア大学)、CrossFit L1 公認トレーナー、TVT高校クロスカントリー部監督、ラグナヒルズ高校野球部コーチ。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
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<Text & Photo:角谷剛>

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