サプリメントって効果ある?栄養吸収できてるの?管理栄養士が解説 (1/2)
ボディメイクに勤しむトレーニーたちが疑問に思っていることをピックアップし、専門家にぶつける本企画。今回は「サプリメント」について。
不足しがちな栄養素を補うため、サプリメントを飲んでいる人も多いかと思います。しかし薬ではないのではっきりとした効果がわからず、飲み続けるのを止めてしまうことも。栄養はなるべく食べ物から摂取したいものですが、必要量を摂取するとカロリーをとり過ぎることもあり、悩ましいですよね。
ところでこのサプリメント、きちんと栄養になってくれているのでしょうか。また、どれくらいの期間飲み続ければいいのでしょうか。ヘルシーで低糖質な食事を届けてくれる宅配弁当サービス「nosh(ナッシュ)」の管理栄養士が解説します。
栄養不足を補うため、マルチビタミンミネラルなどのサプリメントを飲んでいるのですが、きちんと栄養は補われているのでしょうか。また、どれくらいの期間飲めばいいのか目安があれば教えてください。数年飲み続けているのですが、今のところ変化を感じていません。
サプリメントは薬のような形をしていますが、薬ではなく「健康補助食品」に分類されます。栄養バランスが偏りがちな現代人にとって、普段の食事にサプリメントをプラスして足りない栄養素を補うことは十分に意味があります。
しかし、サプリメントにはたくさんの種類があるため選び方にも注意が必要です。成分を多くとりすぎてしまうと健康に被害が出る可能性がありますし、少なすぎても効果が得られないこともあります。
まずは、不足している栄養素を見極めて1日に必要な摂取量を把握しサプリメントを選びましょう。
サプリメント摂取がおすすめの栄養素は?
日本人に不足しがちな栄養素である「カルシウム」や「ビタミン」のサプリメントはいかがでしょうか。
カルシウムは骨や歯を構成するだけでなく、心臓や筋肉を正常に働かせるための重要な栄養素です。一度にたくさん摂取しても吸収される量に限りがあるため、毎日欠かさずとることが理想です。
また、ビタミンB1は糖質、ビタミンB2は糖質と脂質の代謝を促す働きがあります。たとえば外食は糖質や脂質が多くなりがちです。それらを分解しようといつも以上にビタミンB1、B2が消費されるため、不足しないように積極的にとりたい栄養素です。
口内炎や肌荒れが気になる場合も、ビタミンB2の摂取がおすすめです。
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