2022年1月26日

【男女1000人に調査】免疫力のために食べているもの。「納豆」、「肉・魚・卵」を抑えたトップ1位は? (1/3)

 風邪やインフルエンザ、花粉症。最近では新型コロナウイルス感染症の流行により、免疫力アップへの関心がさらに高まっています。

 株式会社ユーグレナは、2021年12月に20代から60代の男女1000人を対象に、「免疫力向上のため積極的に食べているもの」に関して調査しました

免疫力を高めるために食べているものは?

 免疫力を高めるために摂取している食品として、もっとも多かったのが「ヨーグルト」(443人)でした。続いて「肉・魚・卵(たんぱく質)」(389人)、「納豆」(383人)となり、さらに「緑黄色野菜」(331人)、「コーヒー」(259人)、「チーズ」「キノコ」(ともに258人)が続きました。

 こうした結果をうけ、免疫に詳しい日比野佐和子先生は以下のコメントを語っています。

「ヨーグルト、納豆、そしてチーズなどの発酵食品が免疫力を高めるのに有効であるという知識を持っている人が多いことは素晴らしいことです。よりパワフルに免疫力を高めることを意識した食生活を送るため、毎日の習慣に取り入れやすい方法としては、調味料に味噌や醤油などの発酵食品を選択するなどのちょっとした習慣を足していくことです。それにより、より腸内環境を整え、免疫機能を高めることに寄与できそうです」(日比野先生)

 免疫力を直接的に高める食品というものはありませんが、腸内環境は免疫機能に深く関係しているため、腸内環境を整える発酵食品は積極的に摂りたいところ。ボディメイクを食事面からサポートする「Muscle Deli(マッスルデリ)」の管理栄養士・瀧川みなみさんによると、腸内環境の改善や体内の粘膜を保護することで健康維持につながりやすくなるそう。

 発酵食品としては味噌、ヨーグルト、塩麹、醤油麹、漬物、キムチ、チーズ、納豆、甘酒などを挙げています。

関連記事:免疫力を高める食べ物ってあるの?マッスルデリ管理栄養士が解説

 ちなみに、ヨーグルトに含まれる乳酸菌、ビフィズス菌は免疫力を高めるのに役立ちます。量としては毎日200g摂るのがおすすめ。ただし、胃酸などの影響で腸に届く前までに死んでしまう場合もあるので、食後に食べるのが良いそう。

 ちなみに同社のユーグレナパウダーとヨーグルトをあわせて摂るのが非常におすすめで、パラミロン(β-1,3-グルカン)という多糖類の成分を持つユーグレナは腸内で乳酸菌をより活性化させる効果が確認されているとのことです。

タンパク質、ビタミンミネラルも免疫細胞を作るために不可欠

 ほか、「肉・魚・卵(たんぱく質)」も積極的に食べている人が多く、日比野先生は以下のようにコメントしています。

「免疫細胞を作るために不可欠で、私たちの身体の細胞・組織を作るための基礎でもあるたんぱく質を摂取できている人が多いのもいいことですね。そして、ビタミンやミネラルを積極的に摂る意識で緑黄色野菜を摂取できていますね。緑黄色野菜も生で食べるか調理して食べるかで免疫効果が大きく変わる場合があります。より深い知識を身につけてせっかくの野菜の栄養素を存分に活かせるようにしましょう」

次ページ:ビタミン、ミネラルは生野菜で摂る……は、むしろ間違い?

1 2 3