泥にまみれ、有刺鉄線を乗り越え……アグレッシブすぎる障害物レース「スパルタンレース」の魅力とは?
世界的最高峰の障害物レース「スパルタンレース」。発祥の地はアメリカですが、今や世界各国で開催されており、日本にも2017年5月27日に上陸を果たしました。
このスパルタンレース、何が特徴かというと、ズバリその過酷さ。壁をよじ登り、泥海の中をほふく前進し、有刺鉄線をよじ登る……もはや軍隊の訓練かと思えるほどハードでアグレッシブな障害物が、あの手この手で待ち受けています。そんなレースなので、参加側はもちろんのこと、観戦側もドキドキ、ハラハラ。TBS系列の人気スポーツ番組「SASUKE」を見ているときのような気分になること間違いなしです。
予選も必要資格もない、一般人でも参加できる、過酷だけれどめちゃくちゃ楽しい「スパルタンレース」について、その魅力やハウツーをご紹介していきます。
世界でもっとも過酷なレース、2017年に日本初上陸
参加者の体力とメンタルをこれでもかというくらい限界まで試させ、困難を乗り越えていく……、アメリカ生まれの「リーボック スパルタンレース」が、2017年5月27日に初上陸をしました。最も時間が短い「Sprint(スプリント)」コースでの開催でしたが、数千人を超える参加者が集まりました。
どんな障害が待ち受けるのかは直前まで伏せられており、参加者はまさに「何が襲い掛かってきても大丈夫なように」準備をするしかありませんでした。
参加者はどんな準備してる? リーボック・スパルタンレースが日本初上陸 | トレーニング×スポーツ『MELOS』
もちろん女性も参加可能!
スパルタンレースに参加する人は、筋肉ムキムキのマッチョマンか、または特別に訓練を受けた厳ついアスリートが多いんでしょう? と考えている人が大多数かと思いますが、そんなことはありません。女性も参加していますし、キッズ向けスパルタンレースも開催されています。
NFL「ニューヨークジェッツ・フライトクルー(チアリーダー)」の伊藤奈美さんが、本場アメリカでスパルタンレースに参加してきました。「楽しいよ~」と誘われ、軽いノリで参加を決意したその結果は……!
発祥の地・アメリカで「スパルタンレース」に参戦!【NFLチアリーダー伊藤奈美のNYライフ #2】 | ビューティ, トレーニング, おすすめ記事×スポーツ『MELOS』
出場者が語る、スパルタンレースの魅力
こんなにキツいレースなのに、なぜみんな楽しそうなの!? モチベーションはどこに!? その疑問を、スパルタンレース第1回大会に出場し、ReebokONEアンバサダーでパーソナルトレーナーの鳥光健仁(とりみつ・たけのり)さんに伺ってみました。月間600km走る鳥光さんが語る、スパルタンレースの「キツいところ」と「楽しいところ」とは。
キツくて楽しい!? いま注目の障害物レース「スパルタンレース」の魅力を出場者に聞いた【スパルタンレースの楽しみ方 #1】 | トレーニング×スポーツ『MELOS』
スパルタンレースを生き延びるには、まずは体力向上から
その過酷さとは裏腹に、普通の人でも参加可能なスパルタンレースではありますが、やはりまったく運動不足の人だとレースは生き延びられません。まずは30分程度のランニングと、3つのスクワットメニュー(ジャンプスクワット・ワイドスクワット・フロントランジスクワット)を行い、基礎体力を向上させるのがおすすめです。スパルタンレースに参加しない人も、自宅トレーニングメニューの参考になる筋トレメニューです。
自宅でできる!自重トレーニングで基礎体力アップを目指そう<動画あり>【スパルタンレースの楽しみ方 #2】 | トレーニング×スポーツ『MELOS』
ダイエットにもなる筋トレメニューを紹介
基礎体力をつけたら、さらなる訓練へ。スパルタンレースをクリアするために重要な要素のひとつが「体幹」です。上半身と体幹を鍛える自宅トレーニングのやり方を、引き続き鳥光さんへ教えていただきました。「トレーニングで身体をしっかりと追い込み、普段から“辛い”と思うことをやっておけば、本番は楽に思えてくる」のだそうです。
代謝もグンとUP!上半身と体幹を鍛える自重トレーニング<動画あり>【スパルタンレースの楽しみ方 #3】 | トレーニング×スポーツ『MELOS』
アクションカメラで撮影しておこう
レースに出ている最中は無我夢中で、自分がどんな動きをしているのか、どんなコースをどんな風に乗り越えたのか忘れてしまうもの。撮影しておきたいものの、普通のカメラ撮影では汚れや振動に耐えられません。ズームにして遠くから撮影してもらっても、第三者視点からの撮影では物足りない。そんなときに役立つのがアクションカメラです。小型で軽量、自分の身体に装着しても邪魔にならないので、スポーツや動きの多いアクティビティ時に活用されています。自分の目線で撮影できるので、後から見返して思い出を語ったり、イメージトレーニングとして使うのもよいでしょう。
アクションカメラで“自分目線”のレースを撮影してみよう!【スパルタンレースの楽しみ方 #4】 | 趣味, トレーニング×スポーツ『MELOS』
アクションカメラで有名なGoPro以外にも、多くの種類のアクションカメラが展開されています。
ランニングやサイクリングの撮影に!おすすめアクションカメラ3選 | 趣味×スポーツ『MELOS』
スパルタンレース当日の服装や持ち物をチェック
スパルタンレースに申し込み、いざ参加! ……の前に、入念な準備を怠らないことが大切です。「トレーニングでしょ? やってるよ!」という声が聞こえてきそうですが、訓練と同じくらい重要なのが「レース当日に着ていく服装や、あると役立つ持ち物」を揃えること。実際にレースに出場しているReebokONEアンバサダー鳥光さんに、ご自身の服装やあると便利なものを聞いてみました。
第2回大会開催直前!!どんな準備が必要?レース当日の持ち物をチェック【スパルタンレースの楽しみ方 #5】 | 趣味×スポーツ『MELOS』
メディアで特集されることも多くなり、今後も注目度が高まってくるであろうスパルタンレース。体力に自信がある人、自らの限界に挑戦したい人、チームで協力プレーを楽しみたい人……。これ以上ないほどにアグレッシブでエキサイティングな障害物レースですから、人生で一度は体験してみてもいいかもしれません。
<Text:編集部/Photo:Getty Images>