寒暖差による疲れは「お肉」で回復!疲労タイプごとのオススメは?【鶏・豚・牛】 (1/2)
季節の変わり目で気温のアップダウンが激しい時期。体の不調を感じている方も多いのではないでしょうか。
疲労感やだるさ、頭痛、肩こり、不眠のほか、風邪やインフルエンザを繰り返している人。もしかするとそれ、「冬バテ」かもしれません。
今回は冬バテの解消法を、食事面から見ていきましょう。
冬の不調を整える食材「お肉」
栄養管理士の川端理香先生によれば、冬バテを予防・改善するには、タンパク質やビタミンが豊富な肉を摂取して免疫力を落とさずに、スタミナアップにつなげることが重要だそう。
[プロフィール]
栄養管理士 川端 理香(かわばた・りか)
日本代表やJリーグプロサッカーチーム、Vリーグバレーボール、Bリーグバスケットボール、プロ野球、プロゴルフなど、多くのプロや代表などのトップアスリートをサポート。主な著書には「筋肉の栄養学(朝日新書)」、「カラダの悩みは99%食事で解決する(ゴルフダイジェスト社)」「野菜の教科書(宝島社)」など多数。一般を対象にした講演などの食育活動や執筆、レシピ開発、企業の栄養アドバイザーも務める。
心身の疲れをケアしたいとき
心身の疲れをケアしたいときは鶏肉がおすすめ。
鶏肉に多く含むイミダペプチドは、ストレスによって発生した活性酸素による酸化ストレスを軽くする抗酸化作用を含んでいるそう。
たんぱく質の働きを助けるビタミンB6を豊富に含んでいる点も特徴です。
ぐったりとした疲れをケアするとき
ぐったりとした疲れをケアするときは豚肉を摂取しましょう。
豚肉には「疲労回復のビタミン」ともいえるビタミンB1が多く含まれており、その量は牛肉の約10倍もあるそうです。
貧血などの不調を感じたとき
貧血などの不調には牛肉です。
牛肉は疲労を感じる要因の一つ、鉄分を豊富に含んでおり、野菜などと比べて体内に吸収されやすい点が特徴です。
疲労回復はもちろん、貧血や冷え性の予防、集中力アップにも効果的とのことです。
疲労回復にさらにおすすめ!豚肉×ご飯
こうしたお肉の特徴を踏まえて、他の食品も組み合わせるのも効果的です。
たとえば、豚肉とごはん。豚肉に多く含まれるビタミンB1は、ごはんやパンなどの炭水化物に含まれる糖質をエネルギーにするために必要な栄養素です。
これらを組み合わせることで、エネルギーを効率よく使うことができます。