上腕二頭筋の筋トレ|トレーナーおすすめのメニュー&効果的な鍛え方 (1/3)
グッと力を入れたときに盛り上がる、腕の力こぶ。体を鍛えているアピールにもなるこの部位は、「上腕二頭筋」という名前の筋肉です。
今回は、かっこいい二の腕を作るための上腕二頭筋のエクササイズや、効果を引き出すトレーニングのポイントを解説していきます。
<このページの内容>
上腕二頭筋とは。どこの筋肉?
上腕二頭筋は、腕の前側に付着している筋肉です。
上腕二頭筋は2つの頭(付着部)を持っています。この2つは“長頭”と“短頭”に分かれていて、それぞれ筋肉の走行が異なります。
上腕二頭筋の働き
上腕二頭筋は、どのような動きで力を発揮するか確認してみましょう。
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長頭(ちょうとう)
上腕二頭筋の外側に付着しているのが長頭です。肩甲骨~橈骨にかけて走行していて、肘関節を曲げる、肘関節を外側に捻る働きを持っています。
長頭は主に肘関節を曲げる際に力を多く発揮します。
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短頭(たんとう)
上腕二頭筋の内側に付着しているのが短頭です。肩甲骨~橈骨にかけて走行していて、主に肘関節を外側に捻る際に力を多く発揮します。
上腕二頭筋と上腕三頭筋はどう違うの?
名前が似ている筋肉に、上腕三筋筋があります。上腕三頭筋は、腕の裏側についている筋肉です。
上腕二頭筋を鍛えるメリット。上腕二頭筋を鍛えるとどんな効果があるの?
上腕二頭筋を鍛えることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
鍛えているのが分かりやすい部位! メリハリのある腕になる
上腕二頭筋は表側にあるので、ぱっと見て体を鍛えているかどうかがわかるくらい、見た目に影響する部位でもあります。
上腕二頭筋を鍛えることで、力こぶを大きくしたり、引き締まった部分と太い部分のメリハリを作ることができ、たくましい腕を作ることができます。
女性の場合は、筋肉が肥大しにくいので、上腕二頭筋を鍛えることで腕が太くなるというよりは、筋肉の筋ができ、引き締まった腕を作ることができます。
「持つ」動作のパフォーマンス向上
上腕二頭筋は、日常的に使われています。とくに物を持ち上げるとき、重い物を運ぶとき、重いものを引っ張る動作など、力仕事では上腕二頭筋の筋力が必要です。
上腕二頭筋を鍛えることで、日常生活も楽になります。重い荷物を持って移動する、子どもを抱っこするのが楽になるなど、さまざまなメリットがあるでしょう。
上腕二頭筋が衰えるとどうなる? 鍛えないとこんなデメリットが
上腕二頭筋が衰えると、重いものが持てなくなるなど、日常生活での体力不足を実感することでしょう。
とはいえ、上腕二頭筋は日常的によく使う筋肉のため、よほどのことがない限り、筋力が大きく衰えるといった心配はないでしょう。
上腕二頭筋のエクササイズ3選
ここでは、オーソドックスな上腕二頭筋のエクササイズを紹介していきます。
ダンベルアームカール
1.両手にそれぞれダンベルを持ちます
ポイント:ダンベルのグリップの中心を持つようにしましょう
2.手のひらが正面になるようにして、腕を下におろします
3.背筋をまっすぐ伸ばし、肘を腰より少し前に出し固定したまま、片手ずつダンベルを持ち上げていきます
4.肘を曲げきったら、ゆっくりと元の位置に戻していきます
ポイント:元の位置に戻したら、今度は同様に反対側を行います
5.この動作を左右交互に繰り返します
動作中、肘をしっかり固定して動作を行いましょう。
手首を巻き込まず、まっすぐにしたまま動作を行うと前腕への負担が少なく、しっかり上腕二頭筋を追い込むことができます。