フィットネス
2024年10月23日

インターバルトレーニングの「シンプル」なやり方!効果を最大化するコツも (1/3)

インターバルトレーニングは、脂肪燃焼や筋力アップに有用なトレーニングです。おもにランニングの能力向上に使用されていた方法ですが、今ではさまざまなスポーツでも応用されています。

本記事では、インターバルトレーニングの方法やメリット、効果を高めるコツなどを、ヨガインストラクター碇純子(いかりすみこ)さんが解説します。

インターバルトレーニングとは

インターバルトレーニングとはどんなトレーニングでしょうか。

  • 早いスピードでダッシュする区間
  • レスト(ゆっくりジョギングしたり、歩く)区間

これを交互に繰り返しながら、走力を向上させていくトレーニング方法です。

完全に止まって休むのではなく、ゆっくり走ったり歩いたりしながらインターバルをとり、心拍数がある程度下がってきたら、再び上げていくのがポイントです。

HIITとは違うの?

インターバルトレーニング、HIIT(高強度インターバルトレーニング)、タバタトレーニング。どれも運動と休息を繰り返す形式のトレーニングですが、運動強度や休息時間などに違いがあります。

  • インターバルトレーニング:距離や強度、運動内容を自由に調整できる柔軟なトレーニング方法
  • HIIT:高強度インターバルトレーニング。最大の効果は「脂肪燃焼効果を得る」ことを目的としたトレーニング
  • タバタトレーニング:高強度インターバルトレーニング。最大の効果は「心肺能力の向上が期待できる」こと。HIITよりも時間や回数といったルールが厳密に定められている

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インターバルトレーニングで期待できる効果

インターバルトレーニングで期待できる効果について見ていきましょう。

脂肪燃焼

インターバルトレーニングを行うことで、脂肪燃焼が促進され、体が引き締まります。

ペースは息が上がるほどでなく、ややきつい程度が効果的です。長く続けることで脂肪燃焼の効果が高まります。

筋力の向上

インターバルトレーニングは、下半身の筋力強化に効果的です。とくに太もも、ふくらはぎ、お尻の遅筋を鍛え、持久力を向上させるとともに、筋肉を引き締めます。

心肺の機能向上

インターバルトレーニングを続けることで、心肺機能(心臓と肺の機能)も強化され、長時間運動しても疲れにくい体になってきます。

運動中に心拍数を最大の60~80%まで引き上げることを意識しましょう。

走るスピードやペースの向上

筋力と心肺機能が強化されることで、走るスピードやペースが向上します。下半身の筋力がアップすると歩幅が広がり、蹴り出しが強くなり、スピードが上がります。

また、心肺機能の向上により、酸素摂取量が増え、長距離を楽に走れるようになります。

インターバルトレーニングのやり方

続いて、インターバルトレーニングのやり方を解説します。レベル別に3つの方法を紹介しますので、自分の体力や目的に合わせて、無理のない範囲で行いましょう。

短距離を走るインターバルトレーニング

200~300mのダッシュとレストを繰り返す方法です

  • ダッシュ距離: 200~300m(約2~3分)
  • レスト距離: 100~200m(約1分半~3分)

短距離のため、初心者でも取り組みやすく、無理なく心肺機能や筋力を向上させることができます。無理のない範囲でスピードを調整しましょう。

慣れてきたら少しずつダッシュの距離を延ばすのが効果的です。

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