
会社に行きたくない朝、どうする?行く・行かない、両パターンの対処法を考えてみた (1/3)
朝、ふと思う。「会社行きたくない……」。それは怠けでも甘えでもなく、心と体からの正直なサインかもしれません。「頑張らなきゃ」「行かないと」など無理にポジティブにならなくてOKです。
「今日はしんどい日だ」と認めて、気持ちにフタをしないことからスタートです。そして「会社に行く」ときの乗り越え方と、「行かない」と決めたときの上手な休み方・対処法を考えてみました。
監修は、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子企業の人材育成マネジメントや研修などを手がける、株式会社脳レボ代表の川谷潤太さんです。
【会社に行く】と決めた! なんとかして出勤する方法
では、具体的にどんなことを行うとよいでしょうか。まずは「行く」と決めたときの対処法です。
〇〇を入れてマインドセット
「会社行くのは無理、でも顔洗うだけ」「コーヒーを飲むだけ」というように、すぐにできそうな行動を行うと、気持ちが動き出すことがあります。
・部屋の窓を開けて「空気」を入れて深呼吸
・太陽の「光」を入れる(浴びる)
・全身に両手でパンパンと「刺激」を入れる(とくに顔やお尻のあたりが効果的)
・お水やコーヒーなど「水分」を入れる
・軽くジャンプをして骨に「振動」を入れる
このように、何らかの「刺激」を入れてあげることがおすすめです。とにかく「行動が先、気分は後からついてくる」のが鉄則。動き出したらなんとなくそのまま出勤できることもあります。
できなかったら、それはそれでOK。座って、会社への休みの連絡を入れればよいのです。
「完璧」を目指さない!最低限でOKマインド
「ちゃんとした服着なきゃ」「朝食食べなきゃ」「眉毛描かなきゃ」――全部やろうとすると重くなります。“会社に行くこと”がゴールなら、プロセスは最低限でもOK!
とりあえず外に出られる服を着ている、顔を洗っている。それだけでOK! 今日のあなた、すでに100点です。
「午前中だけ行けばいい」と思ってみる
「一日フルで働く」と考えるとしんどいなら、ハードルをぐっと下げて「午前だけ行ってみよう」「1時間だけ様子を見よう」と思うだけでも違います。
意外と動き出すと流れに乗れるものです。
“動きたくなる仕掛け”を朝に仕込んでおく
これは前日に仕込んでおいてほしいのですが、人は「ご褒美」があると動きやすくなるもの。
前日に「明日の朝は○○するのが楽しみ」と思える仕掛けを用意しておくと、行動のハードルがグッと下がります。
たとえば以下などは、筆者が実践してみて役に立ったことです。
・お気に入りのコーヒーを用意しておく
・新しく買った服やリップを“今日初おろし”する
・出勤途中に寄る「コンビニの○○」を小さな楽しみにする
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