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2025年7月31日

働く人の9割が「睡眠に悩んでる」。寝不足でやらかした“赤っ恥エピソード”まとめ

皆さん、毎日ぐっすり眠れていますか? 忙しい日々の中で、質の良い睡眠を取ることは難しくなっているようです。LG Display Co., Ltd.が実施した「睡眠とブルーライトに関する調査」で、働く男女の睡眠事情が明らかになりました。

働く男女の93.2%が睡眠に悩みあり

調査結果によると、93.2%もの働く男女が睡眠に何らかの悩みを抱えているそうです。もっとも多かった悩みは「寝ても疲れが取れない」で15.9%。続いて「中途覚醒」が11.9%、「寝つきが悪い」が10.2%と続きます。

中途覚醒とも密接な関係がある夜中にトイレに起きる悩みや、日中の強い眠気に悩まされている人も少なくありません。

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これらの悩みを解消しようと、多くの人が対策を講じています。

4人に1人が「適度な運動」を心がけ、約2割の人が「湯船につかる」「決まった時間に起床・就寝する」「カフェイン摂取を控える」などの工夫をしていました。

ブルーライト対策として、約1割の人がブルーライトカット機能付きの眼鏡やTVモニターのブルーライトカットモードを使用しているようです。

しかし、これらの対策を行っても、平均睡眠時間は6時間19分と、推奨される7〜8時間には届いていません。忙しく働く中で、睡眠時間そのものの確保も課題だと考えられます。

日常生活にも影響大! 寝不足による失敗エピソード

睡眠不足は日常生活にも影響を及ぼします。調査では、寝不足による失敗エピソードが集まりました。会議中の居眠りや運転中のうたた寝など、危険な状況も寄せられています。

「睡眠不足が続いて、今夜も寝られなかったらどうしようと不安になる。昼間ぼーっとする。頭痛がする(鹿児島県・57歳女性)」

「中途覚醒で睡眠不足となり、当日の会議に遅れてしまった(秋田県・54歳男性)」

「運転中に誤ってうたた寝してしまい、事故になりかけたことがある(長崎県・28歳男性)」

「会議の途中に眠ってしまい、意見を求められている時に気づかなかった(宮崎県・48歳男性)」

「出勤の際にスマホだと思ってバッグに入れたつもりがテレビのリモコンだった(福岡県・33歳男性)」

「室内で掃除をしていたら、いつもだったら平気なのに暑さもあいまって熱中症のような症状になってしまった(千葉県・37歳女性)」

「寝起きで運転していて信号を見落としそうになった(香川県・45歳男性)」

「会議中に社長が話している時にうたた寝をしてしまい、終了後に上司に注意された(長野県・32歳女性)」

「休日返上で作業が続き寝不足がピークに達した際、外出先でぼーっとしてしまい、スマートフォンを紛失するトラブルに見舞われました(神奈川県・31歳男性)」

「寝坊で慌てて家を出たが、その日は休みだった(東京都・41歳男性)」

寝る直前までテレビ、スマホを見ている人も多いのでは?

睡眠対策としてよく言われており、かつ実行が難しいのが「スマホを触らない」ではないでしょうか。スマホやパソコン、テレビからのブルーライト・明るい光は覚醒を促すというのは知られています。

ブルーライトが睡眠の質に影響することを理解している人は約4割ですが、実際に対策している人は39.9%。にもかかわらずスマホの平均使用時間は1日4時間19分と最も長く、長時間のデバイス使用が睡眠に影響している可能性があります。

スマホだけでなくテレビからもブルーライトは出ています。テレビの種類によってブルーライトの放出量が異なり、有機ELテレビは液晶テレビよりブルーライト放出量が少ないとされています。LG Displayの研究では、有機ELテレビ視聴後のメラトニン分泌は8.1%増加、液晶テレビでは2.7%減少という結果が出ています。(※)

(※)LG Display’s OLED TV panels proven to be ‘sleep friendly’ supporting body and eye health

良質な睡眠を得るためには、規則正しい生活リズムの確立、適度な運動、ブルーライト対策など、総合的なアプローチが必要そうです。

特に、就寝前のデバイス使用を控えたり、ブルーライトの少ないデバイスを選んだりすることで、睡眠の質を向上させられる可能性があります。

【調査概要】
調査方法:WEBアンケート調査
調査テーマ:「睡眠とブルーライトに関する調査」
調査対象者:全国の働く20代から50代の男女 649名
調査期間:2025年7月3日~2025年7月4日
調査主体:LG Display Co., Ltd.
調査機関:ノウンズ株式会社

<Edit:編集部>